もっけのさいわい /日塔てい 【漫画感想】
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『もっけのさいわい』(表題作)
<登場人物>
(攻)墨星(すみほし)…神様。黒い耳、褐色肌。お金持ち。
(受)白佐木春太(しろさき はるた)…ハル。三毛猫。大学生。豆腐屋の息子。
<あらすじ>
就活を控えながらも楽して生きたい三毛猫大学生の春太は、今日もマッチングアプリで相手を探し小遣い稼ぎ。そんなときにマッチングした相手は、顔も相性も最高の墨星。限界まで楽しんだ春太でしたが、その直後から体や周囲の様子が変化し始めます。
<感想>
神様が人間に紛れて生活している現代、誰もがなにかしらの獣性を宿している不思議でかわいい世界観でした。
黒くてかっこいい犬かと思っていたら、強い黒狐の神様だった墨星さん。自由を愛する三毛猫・ハルに向ける愛は最初から情熱的で、戸惑いながらもあっという間に落ちていくハルがかわいかったです。墨星さんがやたらハルのにおいを嗅いでいたのって、もしかしてハルの家がお豆腐屋さんだからでしょうか。ハルからお揚げさんの香りがしていたならさぞおいしそうに感じたんじゃないかな……と妄想が膨らみます。
サブカプ(?)のおふたりもすごい存在感でした。「奈々ちゃん」が一体何をさせちゃったのか非常に気になっております。それから秘書の千穂さん!いつでももっふりな狐そのものという感じなのに、描き下ろしでの饒舌な日本語がとてもよくお似合いでした。
『愛に血迷え!―聖夜とバンビーナ編―』
<感想>
先生の既刊『愛に血迷え!』の番外編でした。クリスマスイヴ前日、二人で子守をすることになった千ちゃんと敏くん。そこへ西川さんやロレンツォさんも乱入してくるにぎやかな展開に。
私は前作未読なのですが、それにしても皆さんキャラが濃いのがわかります。それぞれの馴れ初めがものすごく気になります……今すぐ単行本が読みたくなるお話でした。
『若気の至りとあなどるなかれ』
<登場人物>
(攻)仁(じん)…大学生。佑太とルームシェア中。童貞。
(受)佑太(ゆうた)…大学生。仁のことが好き。
<あらすじ>
中高同級生の仁と佑太は、同じ大学に進学し現在はルームシェア中。仁の誕生日を祝うため友人たちと飲んだ後、ネタでプレゼントされたゲイビを二人で鑑賞することに。仁に片想い中の佑太は動揺を隠せません。
<感想>
佑太の三白眼にひたすら性癖を刺激されるかわいいお話でした。先生の描かれるつり目三白眼受ってどうしてこんなにかわいいのか……。
かっこいいけど女慣れしていない童貞攻・仁ちゃんに迫られ、ずっと好きだったのに拒否してしまう佑太が微笑ましかったです。長年の片想いがしみついてしまっているんですね。
番外編の友達カップルももっと見たくなる雰囲気でした。まさかケンちゃんがあんなに魔性の人だったなんて。本編では空気の読める良きお友達だと思っていたのでびっくりでした。三太くんもバカにされてはいるけれど、鈍くはない感じがします。実はずっと通じ合っているっぽいこのふたりの会話にめちゃくちゃ萌えました。
<オススメ>
・黒狐の神様×三毛猫大学生。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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