ドラッグレス・セックス 辰見と戌井 /エンゾウ 【漫画感想】

記事内に広告が含まれています。


<登場人物>

 (攻)戌井(いぬい)…高校生。オタク。

 (受)辰見(たつみ)…高校生。フェロモン症。


<あらすじ>

 患者自身に好意を持つ者に性的興奮を誘発させる「フェロモン症」。戌井との一件以来薬を飲むようになったフェロモン症の辰見。その途端にこれまで付き合いのあった女子達と距離ができ、辰見は戌井の気持ちを試すようにして戌井の部屋を訪れます。そこで戌井に強引に押し切られ、ふたりは付き合うことになりますが……。


<感想>

 前作『ドラッグレス・セックス』に登場した高校生カップルの続編でまるっと1冊、じっくり読めました。

 カバーの折り返し部分(そで?)って、作者様の近影やコメントが載っていることが多いイメージなんですが、こちらの御本はここに「みさおちゃん」の紹介が。黒の背景に紫の字での詳細なプロフィール……なんだかみさおちゃんが作者みたいに感じられて初っ端から笑ってしまいました。

 いろいろと軽い辰見が戌井に形勢逆転された前作、そういえばまだはっきり恋人というわけではなかったんですね。薬を飲み始めて女子と距離ができた辰見にぐいぐい迫る戌井、1話目でめでたく付き合うことに成功します。

 デートに喧嘩に、仲直りからの辰見のなっつんコスプレ、後半ではふたりは大学生になって戌井は辰見との同棲にまでこぎつけます。あんなに強気だった辰見がじわじわと確実に戌井に落とされてかわいくなっていく様子にニヤニヤが止まりません。

 彼らの友人や、戌井の同僚たちのリアクションもおもしろ過ぎました。中でも高校からの友人達の反応が徐々に変わっていくのが楽しいです。

 最後の描き下ろしはなんだか感動的でした。戌井も辰見も落ち着いてかっこよくなっていらっしゃる……。今は互いに何と呼び合っているのかが気になるところです。

 カバー下は先生のあとがき漫画と辰見のお泊りが1Pずつ収録されていました。そういえば、雑誌掲載のときに辰見と戌井はこれで最後なのかな、と思っていたら再び読めて大喜びした記憶があります。


<オススメ要素>

・元ヤリチンが一途なオタクに流されていくお話。
・気持ちが見えるフェロモン症。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

Renta!【電子限定描き下ろし漫画付き】/
BookLive!/
ひかりTVブック【電子限定特典付き】
コミックシーモア【電子限定特典付き】/
eBookJapan【電子限定特典付き】/
BOOK☆WALKER【電子限定特典付き】


・シリーズ
感想記事はこちらです


感想記事はこちらです


感想記事はこちらです


・CD
(感想記事はこちらです


にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ


コメント

タイトルとURLをコピーしました