カーストヘヴン 5 /緒川千世 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)刈野滉平(かりの こうへい)…高2。キング。眼鏡。

 (受)梓裕也(あずさ ゆうや)…高2。ターゲット。


 (攻)久世那月(くぜ なつき)…高2。プレップス。

 (受)日下部鐘(くさかべ あつむ)…高2。ジャック。眼鏡。


<あらすじ>

 2年生は修学旅行で京都にやってきます。梓は久世と鐘と同じ班になりますが、常に誰かに狙われている状態で気が休まりません。


<感想>

 カーストヘヴン5巻です。本編20~24話、番外編、描き下ろしが収録されています。今回は表紙がずいぶん爽やかだな、と思ったら中身もだいぶ甘さが出てきていてびっくりしました(これまでに比べれば、ですが)。

 4巻に登場していた健と安爾はそろって学校にはこなくなってしまい、そのまま2年生は修学旅行で京都に出発します。フローターやゴスの女の子を含めた「ロークラス」班になったあつむ、久世、梓でしたが、旅行そのものは高校生らしく楽しそうです。フローターの京子ちゃんがいい仕事してました。青春です。

 しかし梓には誰からなのかもわからない嫌がらせが止まず、睡眠不足でイライラしています。それをなんだかんだで連れ出してくれる刈野、二人きりになったとたんにここまで甲斐甲斐しくなってくれるとは。前髪下ろしてるのもなんだかかわいく見えてきます。嫌がらせならキスまで許す梓にもニヤニヤがとまりません。

 まさかの剃毛からスタートした修学旅行に最初は驚愕しましたが、予想外なBL的甘さがあって最後まで楽しく読めました。平和であるほど4巻のときのようにとんでもない制裁がきたらどうしようとヒヤヒヤしていましたが、ふたりの仲を裂くような展開にはならず一応一安心です。

 その頃学校でも不穏な動きがあったようで、もう一波乱きそうなところで次巻に続くとなっていました。番外編は梓がキングだった頃のお話で、その時からの刈野の執着が垣間見えます。

 最後の描き下ろし『behind the game』は、健から見た刈野のお話でした。こうして一歩はなれた所から語られると刈野がそんなに悪い人ではないような気がしてくるから不思議です。


<オススメ要素>

・シリーズ5作目。
・学校を離れて修学旅行。


<関連作品>

・シリーズ
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