カーストヘヴン 4 /緒川千世 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)刈野滉平(かりの こうへい)…高2。キング。眼鏡。

 (受)梓裕也(あずさ ゆうや)…高2。ターゲット。


 (攻)久世那月(くぜ なつき)…高2。プレップス。

 (受)日下部鐘(くさかべ あつむ)…高2。ジャック。眼鏡。


 (攻)犬飼健(いぬかい たける)…高2。ギーク。

 (受)殿間安爾(とのま あんじ)…高2。2-5。プリーザー。


<あらすじ>

 夏休みが明けて新学期に入り、変わらず刈野の弱みを探る梓でしたがめぼしい情報は見つからないまま。
 体育祭を控え、梓と同じ用具係になったギークの犬飼。刈野について何か知っていることをほのめかす犬飼は、梓が自分のお願いを聞いてくれたら教えるともちかけてきます。


<感想>

 カーストヘヴン4巻です。本編16~19話、番外編、描き下ろしが収録されています。

 夏休みが明けての新学期、2-1のカーストは変わらずキング刈野に虐げられる梓。体育祭が近づき、刈野とあつむは応援団、梓と犬飼は用具係になります。急に積極的になったらしいギークの犬飼は、梓に活動写真の被写体になってほしいと頼み、聞いてくれたら刈野について何か教えてくれると条件を出してきます。

 その一方で、応援団になったあつむは、2-5のプリーザー・安爾と知り合いに。この犬飼と安爾が4巻では鍵を握っていました。

 体育祭では保護者も来ていて、互いの母親について刈野と梓が会話しているのがなんだか新鮮でした。すごく怖かった刈野母、このときだけは巽がかわいそうでしたが、それ以外では憑き物が落ちたような巽がなんかよかったです。今後は陰ながら梓の味方に……なってくれたらいいな……。

 刈野×梓はやっぱり無理矢理なんですが、でも体育祭の頃になるとなんとなく甘さが感じられるような。互いを罵り合っていても痴話喧嘩に見え、だんだん微笑ましく思えてきました。

 しかしそんなふわっとしたところで終わらせてはくれないのがカーストヘヴン。ふたりで幸せになろうとした犬飼と安爾への制裁は目を覆いたくなるような厳しいものでした……。エノ様ってもしかして誰よりも危ない人なのでは。まだまだ安心できない展開の中で、久世×あつむのラブラブな様子だけが癒しでした。

 番外編では、不気味ゴスの秋尾×ハイクラス柔道部の臣。洗脳するかのように臣を追いつめていく秋尾にゾワゾワしました。体格がよくて単純な受がいいようにされる話は大好きです。もっと見たかった……。

 最後の描き下ろし『behind the game』では八鳥×ゆかりのふたりでした。こちらも変わらず攻撃的なゆかりちゃん。糸目の八鳥にとするときだけはかわいくなってくれるのがたまりません。


<オススメ要素>

・シリーズ4作目。
・CP多数。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)
Renta!/


・シリーズ
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