放課後の調教開発生活 /ミツハシトモ 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)神崎悠人(かんざき ゆうと)…ハイスペイケメン。金持ち。

 (受)中野大樹(なかの だいき)…チビで冴えないお人よし。


 (攻)九条輝一(くじょう きいち)…転校生。関西弁。オープンゲイ。


<あらすじ>

 大樹と付き合うことになった悠人は海外留学をとりやめ、大樹への執着と束縛は変わらないまま学校でも大樹を襲います。大樹は自分が気持ちを伝えていないせいで悠人が無茶ぶりをしていると自覚しつつも、勇気が出ずに言えないまま。そんなとき、保健室での行為を転校生に目撃されてしまいます。


<感想>

 『40日間の調教開発生活』の続編です。前作だけで絡みはやりつくしたのではないかと思うほどの肌色オンパレードだったわけですが、2作目になっても全く引けを取らないすごいシーンの連続でした。監禁部屋を抜け出して恋人になった悠人と大樹には、まだまだこんなにやれることがあったのですね。

 悠人が留学をとりやめ、再び大樹と一緒に学校生活を送ることになったようですが、悠人は校内でも大樹を束縛。トイレや保健室に大樹を連れ込んで好き放題しています。けれど、前作と違って大樹がそれほど嫌がっていないところにほんのり恋人らしい甘さを感じました。

 しかも悠人にそうさせているのは、自分が「好き」だと言っていないせいだと考えている大樹……やっぱり大樹は超絶に優しいです。言えない理由も説得力があり、この大樹の細やかな心理描写が、シリーズをエロ本で終わらせない魅力のひとつなのでは感じました。

 そして当て馬転校生・輝一の登場です。関西弁でオープンゲイの輝一は明るくてとてもいい人という印象だったものの、彼もまた大樹に魅了されてしまいがっつりNTR。この展開、直前で悠人が助けにくるんだろうな、と思っていたら大樹はしっかり寝取られてました。苦手な方には注意な要素ではありますが、受のピンチに攻が間に合わないパターンが好きな私は大変萌えてしまいました。へこたれない大樹の強さが際立ついいシーンだったと思います。

 輝一がどんなにいい人で、悠人だって最初は無理矢理だったとはいえ、「幼馴染」のアドバンテージはやはり強いです。愛の重さが千倍違うのも納得してしまいました。愛があれば悠人の用意したローション風呂にも入れてしまう大樹、気持ちも伝えられたようでよかったです。

 番外編での輝一が不憫だったので、スピンオフとか出ないかな……と思っていたら、最後に続話配信のお知らせが。できれば輝一にも活躍してほしいと祈りつつ、悠人と大樹のお話を楽しみに待ちたいと思います。


<オススメ要素>

・シリーズ2作目。
・陽気な当て馬登場(NTRアリ)。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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