<登場人物>
(攻)中山コウ(なかやま コウ)…優士の異母弟。大学生。
(受)日高仁(ひだか じん)…駿人の家庭教師をしていた。大学生。
<あらすじ>
中学時代から友人のコウと日高。コウに密かに想いを寄せていた日高でしたが、大学生になった現在も今の関係のままでいいと考えていました。
ところが、ふたりで酒を飲んだ翌日、昨夜の記憶のない日高にコウが唐突にキスをしてきます。
<感想>
女遊びの激しいコウと、寡黙でムッツリっぽいイメージの日高。これまでのシリーズ中では脇役ながらその存在感が際立っていて、主役になってくれるのを楽しみにしていました。
コウにとっては無口で空気みたいな友人という位置づけの日高でしたが、その心のうちではコウに対する激しすぎる愛が渦巻いていました。まさかこれほどとは思っていなかったのでびっくりしつつも、存分に楽しませていただきました。久々にコウに会えただけで心の中で般若心境を唱えてしまったり、コウとの関係が進めば神様に感謝したり……日高のセンスある心の声に笑いが止まりません。
就職を控えた大学4年生のふたりは、これまでの友人関係の延長のような雰囲気で一線を越えます。日高のがんばりが受け入れられていくようで応援したい気持ちも強くなるのですが、あんまりうまくいきすぎて、同時に不安も募っていきました。
そして迎えたコウからの返事。海辺での日高の背中がかわいそうでかわいそうでかわいそうでした……。赴任先の生徒や島の人たちがいい人そうなのが救いです。
コウはコウで、なんとなく含みのある言い方をしているようないないような。最初のキスは、日高が何も覚えていないことを知らずにしたんじゃないかとか、前日に実際は日高とはどんな会話をしていたのか、など、日高への希望を見つけたくて必死です。
コウと日高のお話も続いてくれることを願って、今後の展開を楽しみに待ちたいと思います。
<オススメ要素>
・コウ×日高編。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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・シリーズ
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