<登場人物>
中山駿人(なかやま はやと)…優士の甥。全寮制の高校生。
中山優士(なかやま ゆうじ)…翻訳家。現・中山家の大黒柱。32才。眼鏡。
中山菊花(なかやま きっか)…小学生。駿人の異父妹。8才。
中山コウ(なかやま コウ)…優士の異母弟。社会人。
<あらすじ>
全寮制の高校に進学しずっと帰ってきていなかった駿人が、2年ぶりに中山家に帰宅。テニスでインターハイに出場するほどに強くなり雰囲気も大人びた駿人に、優士は戸惑いを覚えます。
<感想>
高校生になって久しぶりに帰宅した駿人が思っていた以上に成長していてびっくりでした。テニスでプロを目指せるほどになっていた駿人は、大学ではなくアメリカ行きを考えていて、優士が動揺するのもとてもよくわかります。自分の側は何も変わっていないのに、こどもだと思っていた相手が知らぬ間に大人になっているって、それはもう寂しいものです。
高校では周囲との環境の違いから人一倍努力し、大人にならざるを得なかったと思われる駿人。どれだけがんばったんだろうと考えると切ないですが、学校では女の子との青春もあった様子。けれどその儚い思い出ができたからこそ、駿人は「気持ちに応えられない側」の辛さを知ってしまい、以前のように優士に想いをぶつけられなくなってしまった……気持ちの形勢逆転劇が美しくて感動しました。あとは優士がしっかり自覚してくれたらゴールな気がするのですが、どうなっちゃうんでしょうか。
それからほんの少しだったものの、コウの描写があったのが嬉しかったです。社会人になると同時に日高と離れ離れになってしまったコウ、疲れているようで心配です。
5巻はすごくいいところで終わってしまったのではやくも続きが待ち遠しいです。できればコウと日高にもどうにかなってほしいし、中山家の皆様の未来が気になって仕方ありません。
<オススメ要素>
・成長した駿人が帰省。
<関連作品>
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