コヨーテ Ⅲ /座裏屋蘭丸 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)ヨシュ・ガーランド…マレーネ。バーで働くピアニスト。マフィアの後継者。28歳。
(受)コヨーテ…リリー。人狼(ヴァラヴォルフ)。
<あらすじ>
ヴァラヴォルフの住処へと単身乗り込んだヨシュは、拘束されて監禁生活を送ることになります。ヨシュが来ていることを知ったコヨーテは、戸惑いつつも会いに行くことはしないまま、発情期がおとずれます。
<感想>
コヨーテ3巻です。3巻でも美しい口絵と冒頭カラー(6ページ)。続く夜闇に底知れない怖さを感じましたが、ヨシュが乗り込んだヴァラヴォルフの住処は落ち着いた雰囲気でした。
野蛮さとはかけ離れた理性的なヴァラヴォルフのヨシュへの対応に加え、コヨーテとも一瞬とはいえ再会が叶って一安心しました。ですがその後コヨーテの発情期がおとずれ、彼がヨシュの着た服の香りだけで耐えるシーンは切なかったです。しかし発情に負けず、コヨーテの狼の姿での再会は静かながらも劇的で、感動しました。
変わらず情熱的なヨシュの言葉に、ガーランドとの闘争も良い方向へ向かうのかも、と希望が見えてきたものの、やはり長年の確執はそうあっさりとは解決せず。まだまだ過去に関する謎は多そうです。発覚したハリスの状態は本当にひどくて、仲間達の心境を思うとつらいです。人質交換が比較的穏やかに完了してくれたことには、少しだけほっとしました。
3巻は全体を通して静かに展開していった印象で、でもそれがこの後の嵐を予感させて今はちょっと怖いです。もうしばらくは、気持ちを伝え合ったヨシュとコヨーテの甘さに浸っていたいと思います。
<オススメ要素>
・シリーズ3作目。
・リリーとマレーネの再会。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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・シリーズ
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