<登場人物>
(攻)ロキ…神帝。過去に邪神だったことがある。褐色肌。全身に彫り物がある。
(受)ナザール…ロキの花嫁。授乳してロキのの眷属を育てている。黒髪長髪。
<あらすじ>
同じ時を生きるため、神帝となったロキの力で神と同じ存在になったナザール。ふたりは神界で暮らし始め、ナザールはロキにより2人の子供を授かります。神の子供たちの世話に尽力するナザールでしたが、人間とは異なる成長をする子供たちに戸惑いを隠せません。
<感想>
『邪神の婚礼』『神の愛し花嫁 ~邪神の婚礼~』に続くシリーズ3作目です。前作からの流れで、ロキが神帝となったことでナザールとの寿命問題は解決。ナザールも神と同じ存在になり、ふたりが授かったお子様2人もまた神の子、さらにはこれまでのシリーズで活躍していた前神帝やバラーも登場します。人知の及ばない神様だらけの子育て奮闘記はまるで神話を読んでいるようで楽しかったです。
ナザールへの溺愛ぶりが巻数を重ねるごとにパワーアップしている印象のロキ。「授乳」が愛情の証というのもわかりやすくて、見ていて惚れ惚れします。濡れ場もドエロいはずなのにしっとり滴るような雰囲気で、神々のお戯れを覗き見してしまっているようでした。生まれてくる子供も、授けてくれるのは攻、というのがとてもよかったです。
そんなふたりにできた子供が、ロキ似の男の子ネクタルと、ナザール似の女の子アムブロシア。あっという間に少年の姿に成長したネクタルは力が強く、同時に思春期らしく周囲は手を焼きます。そのネクタルが引き起こした事件は壮大も壮大、ロキを想うナザールの心境を考えると切なくなりますが、前神帝・レイウスが活躍してくれたのには嬉しくなってしまいました。彼のバラーとの関係が気になります。
個人的に一番のお気に入りとなったシーンは、ネクタルに指名された際のハクとジダンでした。麗しい双子がナチュラルに登場しているのもファンとしては嬉しかったです。
<オススメ>
・シリーズ3作目。
・神の子誕生。
<関連作品>
・シリーズ
(感想記事はこちらです)
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