何かいいの見つけた！　/ひなこ　【漫画感想】

ひなこ

2020.08.052024.04.23

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何かいいの見つけた！

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ひなこ大洋図書 2014年06月02日頃

＜登場人物＞

　（攻）大杉善治（おおすぎ　よしはる）…高校３年生。ラフないやし系で有名。

　（受）室襠小春（むろまち　こはる）…高校２年生。転入生。眼鏡。

＜あらすじ＞

　転入初日から保健室で休むことになってしまった小春。先生が席を外しているところにやってきた見ず知らずの先輩に、寝ている間に連れ去られてしまいます。

＜感想＞

　フワフワしてつかみどころがないのに強引な謎先輩と、流されやすくてかわいい後輩転入生のお話でした。もとは読切の同人誌だったとのことで、最初だけ先輩がかなりの強引さを発揮してくるのですが、突き抜けたハイテンションあほエロな空気感は清々しいほどで、大好きになりました。

　貞操観念が相当緩いと噂の大杉先輩に気に入られてしまった小春くん。笑顔の先輩が一体何を考えているのかがわからなすぎて、読んでいる側からすればむしろワクワクしてくるほどですが、小春くんにとっては恐怖を感じることも。でも手を出されれば気持ちよさに流されてしまう様子がかわいいです。

　大杉先輩は校内で有名人とはいえ、親しい人はあまり多くなさそうでした。そもそもあまり学校にも来ていなかったようですし、いつでも一生懸命で優しい小春くんが先入観なく受け入れてくれたのが新鮮で嬉しかったんじゃないないかな、と考えてニマニマしています。

　はじめは何をするにも有無を言わせずだった先輩が、後半で本気で嫌がった小春くんを降ろしてくれたのには感激しました。絆されていたのは先輩の方もで、本当に小春くんのことが好きなんだな、と思える一番萌えたシーンでした。

　描き下ろしでは、初デートでまさかのバター犬発言に大笑いでした。カバー下も「よくわからない感じ」がすんごく伝わり、楽しかったです。

＜オススメ＞

・いろいろゆるい先輩×流され後輩。

＜関連作品＞

・電子書籍（お試し読みができます。）