<登場人物>
(攻)干伊正隆(かんい まさたか)…お休み処の宮司。十二支憑き。
(受)古万乃胡太郎(こまの こたろう)…猫憑き。実家は古万乃神社。ツンデレ。
コマ…胡太郎に憑いている猫の神使。古万乃神社の御祭神。
颯助(そうすけ)…十二支。戌の神使。
<あらすじ>
胡太郎が虹悦にもらった龍の鱗が消耗しており、時を戻して元の状態にしようとしたところ、虹悦の力が暴発。辰憑きだった正隆が影響を受け、記憶も姿も18歳のころに若返ってしまいます。
<感想>
『十二支色恋草子』(全3巻)の続編シリーズ・「蜜月の章」4巻です。最初から数えるともう7巻目になるのですね。今回正隆は前半が辰、後半では巳憑きのお話でした。
虹悦の力が暴発し、心も体も18歳になってしまった正隆。番のふたりがまぐわえば即解決ではあるものの、若い正隆がなんだか不憫……。そんな正隆の気持ちを大切にする胡太郎はさすが番といった感じで、頼もしかったです。正隆の好物を胡太郎が自分で作っていたのにも感動しました。
お休み処の一大事に十二支さん方が勢ぞろいしてくれたのも嬉しいシーンでした。密集中に仲能が楓の鼻先にいるのがたまらなくかわいかったです。同時にコマと颯助もちょっと進展していて、こちらもすごく萌えました。ウリたちも無事でよかった!
後半では大将が篝となり、前宮司とその番も登場して物語の本質に迫る展開となってきました。周囲を巻き込んでの騒動の行方も気になるところですが、私にとっては篝の活躍がじっくり拝めたのがとても嬉しいお話でした。前シリーズでもそうでしたが、篝の力とそれを使いこなす彼自身も本当にすごい。加えてこのビジュアル、人のときも蛇のときも無茶苦茶好みなんです。かぱぁ…ってなるシーンは震えました。噛まれたい、というかいっそ正面から飲み込まれたい。
描き下ろし「恥じらいとは」は本編のその後でおもしろかったです。八尋の情操教育に悪過ぎなことをしみじみ、つくづく語る正隆に楠。それぞれのリアクションが個性的で隅々まで眺めてしまいました。この時一人なのが篝だけだったので、篝にもお相手がいるといいなとこっそり願っておきます。
カバー下は正隆が若返ったときいてやってきた隆行と、コマと篝のお話で2P収録されていました。昔の正隆といえば、確かに隆行が会いたいに違いない!と思いましたが少しだけかわいそうな結果に。でもしょぼーんなお姿もかわいらしくて萌えてしまいました。
<オススメ要素>
・正隆は辰・巳憑き。
・シリーズ7作目。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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