カーストヘヴン 7 /緒川千世 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)刈野滉平(かりの こうへい)…高2。キング。眼鏡。

 (受)梓裕也(あずさ ゆうや)…高2。ターゲット。


 (攻)久世那月(くぜ なつき)…高2。プレップス。

 (受)日下部鐘(くさかべ あつむ)…高2。ジャック。眼鏡。


 城田江乃(しろた えの)…高3。クイーン。


<あらすじ>

 3学期になり、溝は深まったままの刈野と梓。エノとつるむようになった刈野はクラスでも孤立し始め、周囲を戸惑わせています。


<感想>

 カーストヘヴン7巻です。本編30~34話と描き下ろしが収録されています。

 ヒリヒリギスギスな雰囲気に戻ってしまった梓と刈野。特に大昇が来る前までの梓なんかは今までで一番怖かったです。

 わざとだろうとは思うものの、あまりにも冷たい刈野の態度にはかなりヒヤヒヤさせられました。巽さんが本気で焦っている様子だったのも心配を煽られましたが、そのおかげか後半で巽さんの前でだけ刈野が感情を見せた展開は感激でした。実はけっこう似た者同士の兄弟だったんですね。兄弟が同じ方を向いて笑うシーン、これまでのシリーズ中で一番好きになりました。

 一方の梓は、新キャラの大昇との距離が近づきつつも、大昇もつかみどころのないスラッカー。腹の底では一体何を抱えているのか気になるところです。弟と思われる人物とはどうなっているのか、こちらもちょっと怖い。本当に、世界があつむのような人ばかりだったらどんなによかったことか……。

 3年生の卒業に向け、一気に物語が動いていく終盤は圧巻でした。巻末の予告によれば、2021年10月発売予定の次巻で完結とのこと。地獄のような彼らの青春がどんな終わりを迎えるのか、とりあえずがんばって生きようと思います。


<オススメ要素>

・シリーズ7作目。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

BookLive!/
Renta!/
ひかりTVブック/
コミックシーモア/
ebookjapan/
BOOK☆WALKER


・シリーズ
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