＜収録内容＞
（出版社HPより）
・イラストギャラリー80P
・「カーストヘヴン」「誤算シリーズ」描き下ろしクロスオーバーマンガ11P
・コミックス未収録マンガ36P
・緒川千世ロングインタビュー
・仕事部屋公開
・イラストメイキング
・人気キャラランキング
・「カーストヘヴン」「誤算シリーズ」企画
∟「カーストヘヴン」初期設定
∟ネーム＆下絵
∟キャラクタープロフィール大解剖
∟恋人たちのメッセージのやり取り
∟誤算な4人のせきららトーク
∟カバンの中身公開
∟カースト新聞
∟キャラクターファッションチェック
…&more！
＜感想＞
緒川千世先生のBLデビュー１０周年、画業２０年を迎えての企画が詰まったファンブックです。「カーストヘヴン」と「誤算シリーズ」をメインに、先生のこれまでの軌跡をたっぷり拝めました。
中でも印象的だったのはロングインタビュー。担当編集さんを聞き手に、先生がBL作家としてデビューされる以前のお話などもたくさん語ってくださっていました。学生時代に読んでいた作品や商業BLとの出会いなど、先生に親しみを感じられるエピソードもあって嬉しくなります。その一方で、中には「鬼気迫る」お話もあったり。漫画家として仕事を続けることの大変さとそれを乗り越えてきたお話には勇気をもらえる気がします。
一番笑ったのは、「誤算シリーズ」と「カーストヘヴン」キャラクタープロフィールでした。各キャラごとに「子供の頃の失敗」が挙げられていて、これが本当にいかにもな感じで。特に烏童兄弟には爆笑でした。誤算シリーズの皆様の平和でラブラブな様子が際立っていて楽しかったです。
描き下ろしは、清竹×烏童兄、刈野×梓、少しだけ烏童弟×三城のクロスオーバー漫画でした。「手紙」と絡んだストーリーで、この瞬間だけはみんなが平和でしみじみします。
手紙といえば、紙本には白いカードが挟み込まれていました。カバーに描かれた手紙の意味と、先生からのメッセージ。カバーと本、そしてこちらの「手紙」を並べて眺めてみるとても感動的で、じんわり温かい気持ちになります。
＜オススメ要素＞
・緒川千世先生１０周年記念企画本。
＜関連作品＞
・電子書籍（お試し読みができます。）
BookLive!/Renta!/ひかりTVブック/コミックシーモア/ebookjapan/BOOK☆WALKER・シリーズ
(感想記事はこちらです）
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