竜は四季を巡り恋をする~ドラゴンギルド~ 鴇六連(著)/沖麻実也(イラスト) 【小説感想】

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<感想>

 ドラゴンギルドシリーズの11冊目です。本編は10冊目で完結していて、こちらはドラゴンギルドのその後の日常などが綴られた短編が9作品収録されています。そのうち書き下ろしは5編、全サなどの小冊子(2016~2018年)からの再録が4編でした。短編集としては5冊目の『竜は宝石たちと戯れる~ドラゴンギルド~』に続く第2弾となるようです。

 書き下ろしのお話は、気になっていたあの人たちがくっついたり、オリビエが里帰りしたりなど本編のその後が描かれていてどれもほんわかしました。

 中でも「ドラゴンギルドの竜かぜ騒ぎ」がおもしろかったです。最強といわれる竜たちが一斉に弱りしおらしくなっている姿がかわいそうなのにかわいくて、ものすごく萌えました。看病の仕方もそれぞれ個性的でニヤニヤしてしまいます。サロメとメルヴィネには笑いました。

 そして何気にあらゆる場所で活躍しているレスターが非常に気になります。長身猫背、もじゃもじゃ頭に黒縁眼鏡……今回でついに彼にもフラグが立ったのでしょうか。レスターのことを毎朝優しく起こしてくれるお相手ができればいいなと勝手に願っております。

 先生のあとがきも4ページあって、シリーズを始めることになったいきさつや、本編のこれからを楽しく想像できるヒントが満載でした。追いかけていたシリーズが終わってしまっても、こうして裏話や彼らの日常を目にできて幸せです。今後もこんな風に緩く見守らせていただけたらすごく嬉しいです。


<オススメ要素>

・シリーズ11冊目、短編集第2弾。
・ジェイド・エリス、テオ・オーキッドのその後。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

BookLive!/
ひかりTVブック/
コミックシーモア/
ebookjapan/
BOOK☆WALKER


・シリーズ












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