クリムゾン・スペル 7 画集付き特装版 /やまねあやの 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)ハルヴィル=フロプト…ハヴィ。天才魔導士。

 (受)バルドリーグ・アルスヴィーズ…バルド。アルスヴィーズ王国の王子。魔剣の呪いを受けている。


<あらすじ>

 分裂して二人になったバルドは、それぞれがハルヴィルは自分のものだと主張して争い始めます。話し合いの決着はつかないまま、アスタドールの目的に気付いたハルセレスの呼びかけにより、一人で戦地へと向かったハルヴィル。魔神を呼び出したアスタドールと一騎打ちとなります。


<感想>

 クリムゾン・スペル7巻です。ついに完結してしまいました……。長い間追いかけてきたシリーズが終わってしまうのは寂しさもありますが、壮大な大団円を見せていただけて今は感謝の気持ちでいっぱいです。とにかく結末を知りたい気持ちからここまでの記憶があやふやなまま読み進めてしまったので、矛盾のある感想になっていたら後で書き直すかもしれません。

 バルドが分裂したことで黒バルドとハヴィの関係がついに白バルドの知るところとなり、まさかの修羅場に発展。世界の危機が迫る中、1攻2受のありがたい3Pに突入です。気持ちを疑われたハヴィが真顔で「おしおきが必要だ…!!」と言ってくるあたりいつもの感じで笑いながらも安心してしまいました。繰り返しになりますが、ものすごく世界の危機が迫っている状況でのハヴィの行動に、ルルカ同様尊敬の念がこみ上げてきます。

 ラスボスを倒してからの黒バルドの行方がずっと気がかりでしたが、良い形におさまってくれてほっとしました。意思疎通できるようになった黒バルドをもっと見ていたかったので嬉しいです。

 巻末には描き下ろし番外編が収録されていました。旅が終わり、アルスヴィーズに戻ってからの一行の様子が垣間見れます。先生のあとがきにもありましたが、完全体のバルドが偏り気味なのも個人的には嬉しい結末でした。ファンタジーならではの少し複雑な伏線もあった印象なので、さっそくこれまでのお話も復習してこようと思います。



『クリムゾン・スペル画集』

 特装版を購入すると、B5サイズの画集がコミックスと一緒に大変豪華なケースに収められています。画集の表紙はコミックスと背景の色が異なっていて、こちらもすごくきれいです。「ミニ画集」と表記されていますが、40点以上のカラーイラストが収録されていてかなり見応えがありました。

 しかも最後の「初出一覧」では、ほぼすべてのイラストにやまねあやの先生のコメントがついています。先生お気に入りの作品や解説など、興味深いものばかりで楽しく読ませていただきました。



<オススメ>

・シリーズ完結巻。



<関連作品>

・通常版


・シリーズ
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