愛しのXLサイズ・続々 限定版 /重い実 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)小林哲也(こばやし てつや)…三重の酒造の長男。巨根。

 (受)山本蒼(やまもと あおい)…小林酒造の見習い。元は下戸。


<あらすじ>

 一人暮らしを続ける山本と同棲したい小林は、もっと広い部屋に引っ越そうと提案するものの、山本は自分がまだ一人前ではないからと断り続けています。山本の酒造りと自分への想いを知った小林は、しばらくは山本の気持ちを尊重しようと自らも酒造りに打ち込みます。


<感想>

『愛しのXLサイズ』単行本3作目です。小林酒造での酒造りが本格的に始まり、恋人同士の小林くんと山本くんがイチャイチャしながらも真剣に仕事に取り組んでいました。互いへの想いは募る一方でも、才能あるふたりが仕事に一切手を抜かない姿にすごいなあと感心するばかりです。

 しかも山本くんは酒造りの才能があるのに加え、そのかわいさで無自覚に小林家の人々まで虜にしている様子。小林くんにしてみればたまったものではないですが、弟の翔太くんなんて山本くんが家族になっちゃえばいいのにとまで考えてくれている……のぞき見もしないしうまいこと勘違いしてくれる育ちの良さには拍手を送りたいです。

 小林くんのアナコンダも絶好調みたいで笑いました。社員旅行が温泉宿ということは、社員の皆さんも当然知ってたわけですね。おやっさんの言葉や温泉でアナコンダに釘付けになる社員さんたちが面白過ぎました。山本くんはこんなところでも尊敬されている。すごい。

 お話は一区切りついていますが、「青いグラデーション」についてはいよいよこれから、という感じです。ふたりでつくるお酒と、同棲にこぎつけられるのか、ぜひ見届けさせてほしいです。

 描き下ろしでは、記念となるべき紙とペンを探す小林くんの心情がなんだかとても素敵でした。恋に盲目になっているようでいて、意外にも現実的なことを想定している小林くんがすごく大人に見えました。



『特別付録小冊子』

 限定版には小冊子(28P)が付いています。内容は本編の続きで、本当に一筆書かされている山本くん。祝杯としてお酒が入り、即酔ってしまった山本くんのかわいさは尋常ではなく、小林くんの理性が試されています。

 それにしてもアナコンダの効果音がどれもおもしろすぎて、見るたび笑いが止まりません。疲れてるからってそんな……!

 どんなに無茶しているようでも、小林くんの優しさは山本くんに伝わっているとわかるのがぐっときます。何度も笑わせてもらったのに、最後にはすごくいいものを読んだ気分にさせてくれる萌の詰まったお話でした。



<オススメ>

・単行本シリーズ3巻。



<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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