蜜言弄め~小説家と漫画家に言葉責めされています~ 西野花(著)/奈良千春(イラスト) 【小説感想】

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<登場人物>

 (攻)神原一弥(かんばら いちや)…小説家。30歳。

 (攻)柏木大和(かしわぎ やまと)…漫画家。30歳。

 (受)雛月安岐(ひなづき あき)…会社員。文学青年。24歳。


<あらすじ>

 ストーカーに付き纏われ、親戚から譲り受けたセキュリティの高いマンションへと引っ越した安岐。しかしそこでもストーカーに襲われ、危ない所を同じマンションに住む小説家の神原と、漫画家の柏木に助けられます。ストーカー対策として、しばらく3人で恋人のふりをすることになりますが……。


<感想>

 小説家と漫画家が恋人とは、なんて羨ましい。どちらも売れっ子で、安岐が二人は付き合っているのではと勘ぐってしまうほどに仲良さげとか完璧です。実際はただの腐れ縁らしいですが、なんとも贅沢な組み合わせでした。

 絡みシーンはけっこうな頻度で出てくるのに、最後まで完遂となるのが中盤に入ってからだったのには驚きました。それでも最初からすごくエッチだったため、いよいよ挿れる、となった瞬間には、本当にまだだったかしらと何度か戻って確認してしまいました。

 しかもこの攻さんたち、散々安岐に手を出したあとで、次回の話をしてくるのです。次はこうするよ、次はここまでやるよ、と言い置いて去っていくので、安岐からすれば二人に会えない間、言われた言葉が気になって気になって仕方ない……言葉責めってこういうことだったの!?と考えだしたら、新しい扉が開いた気がして急にドキドキし始めました。

 ベッド上での会話ももちろん卑猥(全力で褒めています)。ですがその後、神原と柏木の言葉に翻弄された安岐がひとりきりでも言われたとおりにしてしまうあたり、攻の言葉にはきっととんでもない威力があるに違いないです。やはり西野先生は天才でした。

 奈良千春先生のイラストも、細部までキャラクターの個性を感じる描き込みたっぷりで見応えがあります。表紙イラストからいろいろ道具が登場しそうな印象を受けていたので、序盤で安岐がドライバーを手にしたときは変な緊張が走りました。ただ返しに行っただけで本当によかったです。


<オススメ>

・小説家、漫画家×文学青年の会社員。


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<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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