恋するインテリジェンス１０　/丹下道　【漫画感想】

丹下道

2022.12.032024.03.24

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恋するインテリジェンス　（10）

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丹下道幻冬舎コミックス 2022年11月24日

＜登場人物＞

　（攻）春日奏生（かすが　そうき）…外務省第１１８期分析官。毒舌家。３４歳。

　（受）木菜会梨緒（きな　えりお）…外務省第１１８期分析官。リアリスト。３４歳。眼鏡。

＜あらすじ＞

　過去の自分の態度が原因で、春日は木菜と距離ができたまま１０年が過ぎていました。今では春日がどれだけ木菜を気遣おうと、木菜に言葉は届きません。

＜感想＞

　表紙カバーがキラキラしていてとても綺麗です。２０２３年６月には連載１０周年を迎えるとあり、シリーズは今後ますます盛り上がっていきそうです。すごい。

　お話は９巻からの続きで春日×木菜編。そろそろ内容やキャラがうろ覚えになってきましたが、真面目に任務をこなしながらバディとの関係に右往左往する官僚たちの姿はどこから眺めてもおもしろく、結局楽しめてしまいます。毎回おもしろすぎませんか、ありがとうございます。

　春日は過去の行いを悔い改め必死に木菜を口説いているようですが、木菜との距離は変わっていない様子。同期や後輩たちにまで心配されているのがかわいそうでかわいいです。しかもフォローの仕方にそれぞれの性格が濃く出ているのがまたおもしろい。中でも桃月さんと千散さんには爆笑でした。

　肝心の春日と木菜はというと、これがびっくりするくらい初心な関係を築いていてちょっと和んでしまいました。それでも大事な一歩を踏み出せたようでよかったです。彼らはこれからも周囲から慎重に様子をうかがわれながらゆっくり進んでいくのでしょう。

　後半ではついに牛通堂×千散編が！！　いつも忙しい牛通堂と、小悪魔っぽく相手を振り回していそうな千散さん。仲が良さそうに見えるのに、このふたりの内情は知れば知るほど切なくなってきます。まだお話は続きそうなので、連載を楽しみにしています。

＜オススメ＞

・外務省第１１８期春日×木菜、完結編。
・外務省第１１８期牛通堂×千散編。

※紙本の帯に全プレ情報がありました。

＜応募者全員プレゼント＞
『官僚シリーズ４種ペーパー』
①～③を送料分（８４円）の切手を貼った封筒に入れて応募できます（宛先は雑誌に記載）。
① 「恋するインテリジェンス１０」帯の応募券
② 雑誌「リンクス１月号」（２０２２年１２月９日発売）の応募台紙
③ ９４円切手
　応募締切　２０２３年２月９日（木）消印有効

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・シリーズ
(感想記事はこちらです）