世界一初恋 ~小野寺律の場合18~ /中村春菊 【漫画感想】

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 世界一初恋コミックス刊行15周年だそうです。おめでとうございます!
 コミックス18巻は『小野寺律の場合』№34、№35、№35.5(描きおろし)、『木佐翔太の場合』№11、あとがきが収録されていました。カバー下には横澤さんと桐嶋さんがご登場。あちらの進展も知れて嬉しいです。



『~小野寺律の場合~』(表題作)

<登場人物>

 (攻)高野政宗(たかの まさむね)…丸川書店エメラルド編集部編集長。敏腕。

 (受)小野寺律(おのでら りつ)…丸川書店エメラルド編集部編集者。新米。


<あらすじ>

 初めて新人漫画家の担当になり気合の入る律。しかしやる気に満ちた新人作家からの膨大な量の相談に、自分の睡眠時間を削って対応しています。ひとりで抱え込み他の仕事に影響が出始めた律は、ついに高野の目につき状況を白状させられます。


<感想>

 仕事面での律っちゃんの成長が見られたと思ったら、ご実家からの爆弾が投下されたりとなんだかんだで忙しかった気がする18巻。最終局面に向けて動き出しているのでしょうか。カウントダウンも細かく刻みつつも着実に進んでいるし、はやく完全に恋に堕ちて高野さんを安心させてあげておくれ、と律っちゃんに願う日々です。そしてできればその後も続いていってほしいです。

 抱かない約束を律儀に守る高野さんのおかげで、なんだか羞恥プレイ感が増してきているような。律っちゃんがなし崩しでグズグズにされるよりも、今の方が新しい扉開いていっている感じがしてかわいいです。禁欲解禁されたあとのふたりにも期待が高まります。



『~木佐翔太の場合~』

<登場人物>

 (攻)雪名皇(ゆきな こう)…美大生。ブックスまりものアルバイト。22歳。

 (受)木佐翔太(きさ しょうた)…丸川書店エメラルド編集部の編集者。31歳。


<あらすじ>

 雪名の大学の卒業式が迫り、何かお祝いがしたい木佐。ですが最近雪名がひとりで悩み、隠し事をしている様子なのが気にかかっています。


<感想>

 雪名が大学を卒業、ということはこちらも時間が進んでいるんだなぁとしみじみしました。それにしても雪名のキラキラめちゃくちゃ増してませんか?木佐さん大丈夫でしょうか。壇上で光り輝く王子様、私も録画したかったです。

 今さらなんですが、アイドルのような人気のある美大生が年上の会社員と付き合っているってとんでもなく萌えるな……と雪名の卒業式を見て改めて思いました。木佐さんもそれをひけらかしたりせず、ファンに近いスタンスを忘れずにいてくれるのがまたたまらないです。



<オススメ>

・「恋に完全に堕ちるまであと5日」。


<関連作品>

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