ラブコレ18thアニバーサリー 【小説感想】

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<収録内容>

<ピンナップ>
奈良千春(「獅子の契り」、「発育乳首~白蜜管理」、「苺乳の秘密」)
國沢智(「薔薇の宿命シリーズ」、「雄の花園」、「リロードシリーズ」)


<収録作品>
「平凡な喜び」「癪な横顔」 西野花
「愛情表現は料理とおまえの身体で」 秀香穂里
「暗闇でキス」「ブラックアウト」 いおかいつき
「満月旅行」 ふゆの仁子
「Distance」 犬飼のの
「苺乳の秘訣」 バーバラ片桐


<ラフ画特集>
奈良千春 「超現実主義者と花の巫女の蜜約」「発育乳首~白蜜管理~」「獅子の契り」「苺乳の秘密」
國沢智 「雄の花園」「キス×キル」「飴と鞭も恋のうち~Forthメイクラブ~」「薔薇の宿命シリーズ」



<感想>

 ラヴァーズ文庫創刊18周年記念本です。新刊・既刊のショートストーリー、先生のコメント、イラストレーターの先生によるラフ画と描き下ろし漫画が収録されていました。ピンナップでは1枚の絵の中に3作品のキャラクターたちが同時に存在していて感動しました。巻末にはこのピンナップのラフ画もあり、初めましてのキャラも誰だかわかるようになっています。親切。

 私が既読のシリーズは2作品でした。



『癪な横顔』 西野花(著)/國沢智(イラスト)

 『雄の花園~オーナーはホスト達に体で愛をわからせられる~』番外編です。

 本編冒頭ではなかなかに強気な態度をとっていた智祐。そんな智祐を見た隆弥視点のお話でした。ホストたちがみんなで辞める話まで出ていたようですが、それをなんだかんだ引き留めてくれていたのが隆弥。野心を抱えての行動だったものの、この時点でしっかりと智祐の被虐性を見抜いていたのはさすがです。


・本編(感想記事はこちらです



『Distance』 犬飼のの(著)/國沢智(イラスト)

 『薔薇の宿命』シリーズ番外編、ノアとグレイの続きのお話でした。

 貴族悪魔同士は長く一緒にいられないため、月に一度、それも二時間だけと決めて会っているふたり。ノアがびっくりするくらい初心なことを考えていてかわいいです。それも貴族悪魔の制約から相手の安全を考えてのことなのですが、それを軽く超える発言をしてくるグレイ。これが年上悪魔の余裕と包容力なのでしょうか。

 グレイとノアがこの先一緒にいる方法が開発されてはいても、「危ない橋を渡る」と表現されるほどに過酷な道のりが待っているみたいです。でもそうまでしても恋人になりたいと願う情熱をヒシヒシと感じます。ずっと飄々とした様子だったグレイがそんな熱い想いを持っていたなんて。ノアが愛されていて本当によかったです。

 犬飼のの先生のコメントページには再びグリズリーがご登場。すごく強そうなのに優しい顔をしていらっしゃいます。グレイのイメージにぴったりでした。

 國沢智先生の描き下ろし漫画(2P)には、ルイ、紲、馨、理玖、ノア(リモート)が登場。グレイが作ったと思われる蜂蜜が悪魔の一家を虜にしている光景にほっこりしました。根回しは十分ですね。最後はさすがの紲さんでした。私もノアの恋を応援しています。


・本編



<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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