<登場人物>
(攻)館林和茂(たてばやし かずしげ)…俳優皇澤茂。シゲ。爽やか王子様系として人気。
(受)姫宮慎(ひめみや しん)…俳優鷲宮慎。今までは悪役のイメージが強かった。
<あらすじ>
シゲと慎が一線を越え初めて迎えた朝、シゲの背中の傷を見て感謝の気持ちを伝えた慎は過去を振り返ります。
ふたりが17歳だった頃、廃部寸前の演劇部部長だった慎。学際に向けて部員を増やしたい慎でしたが、人見知りためにうまくいきません。そんなとき、当時は接点のなかったシゲの意外な一面を目にした慎は、自分からシゲに声をかけます。
<感想>
1巻ラストでめでたく本番を迎えたシゲと慎、2巻はその翌朝からスタートです。ふたりとも照れ気味なのがかわいい上に、慎のフォローがむしろシゲを直球で傷つけていたりと微笑ましい朝です。
そしてお話はふたりの高校時代へ。廃部寸前の演劇部部長の慎は、学際の舞台に立つため部員を集めたいものの、人見知りのせいで諦めかけていました。そんなときに当時からモテていたシゲが実は自分を演じていたのだと知った慎は、自分からシゲに声をかけます。ふたりが近づくきっかけが慎からだったのいうのが意外で、でも慎のそういうところがシゲの心をつかんで離さないのかもと思うととても萌えます。
あと演劇部の演目「眠れない森のキャリアウーマン」がすごくおもしろそうでした。これ完成度高かったんじゃないのかな、と思うと学校の対応が非情に感じられて切なくなります。けれどこのことがあったからこそふたりの距離も縮まり、やはり王子(主役)がやりたかった慎と、その気持ちを理解しているシゲ、いい組み合わせだと思いました。慎にとってシゲは恋愛感情の他にも憧れや理想が詰まった相手なんだろうな、としみじみしました。
回想はact4で終了し、act5からは再び時間は現在へ。憧れている(けれど今は落ち目だと囁かれている)先輩・多々良を自分から食事に誘ったりと慎が変わろうと努力していました。ただこうして慎の努力が実って人との繋がりができていくと、その分シゲとのこともバレやすくなるんですよね。ジレンマ……。
嫉妬で暴走気味のシゲとの絡みもエロさと初々しさが混在していておおっとなりました。慎を汚したくて無茶をするシゲ、散らばったピュア写真とテレビの爽やか皇子様に囲まれてのアレコレはこちらが赤面モノでした。うん、これは恥ずかしい。慎の方が状況を把握できているのがまた萌えました。
お仕事の方は、主要キャラたちがバラエティでついに一同に会するのでしょうか。今からドキドキします。それからやっぱり何かありそうなマネージャー様方、非常に気になっています。
描き下ろしはまさかの大佐のターン。もうこれシゲの輝き具合に何度見ても笑いが止まらないです。
<オススメ要素>
・ふたりの過去編、ストーリーは少しずつ前進。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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黒か白か 第1巻 (あすかコミックスCL-DX)
posted with ヨメレバ
さちも KADOKAWA 2018-05-01
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