See you later,Mermaid /早寝電灯 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)君嶋一士(きみじま かずし)…辰実と同年代の青年。

 (受)日垣辰実(ひがき たつみ)…社会人。不思議な声を持つ。


<あらすじ>

 海辺の旅館を1人で訪れた辰実は、そこで同年代の青年・一士に声をかけられます。戸惑いつつも一緒に過ごし、自分が人を操れる声を持っていることを話してしまった辰実。翌日、一士に問い詰められた辰実が自分気持ちを口にすると、一士からは「愛してるよ」と返ってきます。


<感想>

 なんていいタイトル!と思ったのが最初の印象でした。そして期待以上に萌え、大好きになったのに、感想文がトンチンカンなものしか書けずに困り果てています。とにかくとってもおもしろくていいお話だった!とだけは最初に叫ばせてください。

 海辺で辰実と一士が出会うシーンが何度か繰り返され、それが毎回視点が変わることでそれぞれの心境や状況が少しずつ明らかになっていきます。誰がどういうつもりでここにいるのか、辰実と一士の回想で小学生から大人になるまで、ふたりの家庭環境と辰実の「声」をめぐる出来事が語られます。

 辰実が相手を操れる声を持つのに対し、一士の方が子供の頃から口ゲンカに強かった、ってなんていい組み合わせなんだろうと胸を打たれました。辰実は自分の力を恐れ、一士は言葉が巧みでその怖さを知っているがために、互いに自分達の気持ちを言えずにいたことに切なくなります。さらには一士のモノローグがどれをとっても素敵な言い回しばかりで、でもだからこそ本当に気持ちを伝えたいところでは行動で示す姿にぐっときました。

 ふたりが無事一緒に帰ったあとのお話まで読めたのもとてもよかったです。ふたりとも素直になっていて、あまりのかわいさに悶えました。カバー下のイラストも感動的です。

 何度も読み返していたらいつの間にかかなりの時間が経っていました。2周目からは、このとき実はこうだったんだよね……とニヤニヤしながら増幅された萌を回収しにいく感覚です。最初はおそるおそるページをめくっていたものの、全容がわかっていれば安心して何度でも萌えられる、宝箱のような一冊でした。


<オススメ要素>

・何度も読み返したくなる両片想い。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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