<登場人物>
(攻)十川誠(とがわ まこと)…ヤクザ一家の長男。若頭。
(受)十川相(とがわ あい)…誠の異父弟。若頭補佐。
六(ろく)…ベティ。誠の愛人。
勇(ゆう)…ヤンキー。祖父と二人暮らし。
<あらすじ>
抗争で瀕死になった誠は、相に助けられたものの山之辺に破門され放心状態に。入院中も相に向き合うことができず、ベティを求めます。
その一方で、九鬼と共にいる勇はどうにか六を連れて逃げ出そうとしますが……。
<感想>
2巻で十川兄弟に萌え転がり、楽しく連載を追いかけておりました。コミックスを手に取ると改めて終わってしまった感じがしてきて寂しいです。CD化が決定しているそうなので、今後はそちらの続報を心待ちにしています。
相の心のうちが誠にも少しずつ見えてきているといいな、と思わせてくれた前巻でしたが、瀕死になった上に破門まで言い渡されてしまった誠はそれどころではなく。さらに身動きが取れないのをいいことに相に好きにされて涙する誠、この時点では兄弟が分かり合える日は来ないのではないかと不安が募りました。
そこにいい具合に絡んできてくれたのが勇とベティ(乗り込んでいったのは誠ですが)。相の本心を聞けるきっかけを作ってくれるのがまさか勇だとはびっくりでした。さすが唯一のカタギ。勇も過去にとても苦労していて、だからこそ大事なものを壊してはいけないと気づけたのかもしれません。
その後、六×勇に突入したことにさらに驚き、でもそういえば相といるときは勇は受の顔をしていたような気がするし、そうか勇は最初から受だったんだと1人で考えて納得していました。
誠と相は一度わかりあえればだいぶ雰囲気が甘くなったように思えます。彫り物を晒しあっての絡みシーンは圧巻でした。同じ母親からの愛をめぐって繋がるふたりはまぎれもなく兄弟で、恋人とはひと味違うこの関係にたまらなく萌えました。
描き下ろしの六と勇も感動的でした。とりあえずはふたりが平和に生きていけそうな世の中になっていて、心の底からよかったと思います。それから、先生のあとがきで相が一番危ない人と解説されていてニマニマしてしまいました。見た目に反して中身が危ないキャラは大好きです。
<オススメ要素>
・シリーズ最終巻。
<関連作品>
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