ハッピー・オブ・ジ・エンド 2 /おげれつたなか 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)浩然(ハオレン)…ケイト。スカウト。超イケメン。

 (受)柏木千紘(かしわぎ ちひろ)…浩然の家に居候中。23歳。


<あらすじ>

 お互いの気持ちを確認し、付き合うことになった浩然と千紘。同棲しながらデートに出かけたりプレゼントを贈ったりと普通の恋人らしく過ごします。そんなとき、浩然が逃げ回っていた相手・マヤが突然現れ、ふたりは引っ越しを余儀なくされます。


<感想>

 浩然と千紘はすっかり恋人、けんかをしつつも互いを大切にし、距離が縮まっているのがうかがえます。そんな中、浩然に付きまとっていた暗い過去の元凶ともいえる人物がついにご登場。一番怖いのは話の通じない人なんだと思い知らされました。

 マヤから逃げ続ける生活は変わらないながらも、浩然と千紘は束の間の普通で穏やかな暮らしを満喫できていた様子。浩然の過去の壮絶さも、ちょっとずつ受け入れてくれる千紘に優しさを感じます。本当は聞きたいことが山ほどあるのに、浩然の身体も、マヤのことも、深入りせずにいられる千紘はすごい。浩然のことを好きな気持ちが伝わってきます。

 初詣ででの浩然の涙も印象的でした。普通に幸せに生きたいと願うのをあんなに怖がっていた浩然。これ以上願うことはない上に、少し先の未来を考えられるくらいには、幸せを手にできていたと考えてもいいでしょうか。

 お話はいよいよ千紘がマヤと直接対決か、なところで次巻へと続いています。できることならふたりにこれ以上つらい目にあってほしくないので、私はマツキさんを応援しています。


<オススメ>

・「束の間の平穏」(帯より)。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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