壺振りお嬢、嫁に行く!? 高月紅葉(著)/黒埜ねじ(イラスト) 【小説感想】
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<登場人物>
(攻)堀田諒二(ほった りょうじ)…信貴組若頭。
(受)律哉(りつや)…信貴組の跡取り。大学生。
小川映子(おがわ えいこ)…律哉の幼馴染。セックスの女神と呼ばれている。
村井悠太(むらい ゆうた)…律哉の幼馴染。見た目は真面目。
<あらすじ>
関西の小さな組・信貴組の跡取り息子である大学生の律哉は、過去に女装して丁半博打の壺振りをしていたことから「壺振りお嬢」と呼ばれていました。現在も組員たちからは「お嬢」と呼ばれ親しまれている律哉。周囲から過保護なほどに守られてきた律哉ですが、若頭の諒二はその中でも特に律哉を溺愛しています。
<感想>
たしか何かの買い物をしたときにお店が付けてくれた「お試し読みペーパー」で気になり購入した、私にとっての高月紅葉先生初読み本でした。先生の既刊シリーズを集め出すきっかけとなった作品で、とても気に入っています。
律哉は暴力団の跡取り息子ですが、信貴組は小さな組で昭和っぽい任侠感で溢れています。組のシノギが賭場の運営だったため、賭場を盛り上げるために女装して丁半博打の壷振りをしていたことから「壺振りお嬢」のあだ名がついていました。
組員にも友人達にも愛され過保護に守られてきた律哉。中でも若頭の諒二は、寝ている律哉にこっそりキスをしていくほどの溺愛ぶりです。律哉もそれに気づいていて、痺れを切らした律哉は諒二を煽りに煽り、その結果暴走した諒二にラブホテル(に見える仕事場)に連れ込まれてしまいます。
そこでの諒二が本当に凄かった……。アレが入ってる人を見たのはこれが初めてだった気がします。衝撃でした。
諒二が無茶苦茶したせいで律哉はトラウマものの初体験となったわけですが、その後、律哉は組のシマを賭けて賭場に上がることになります。堂々と壺振り勝負に出て行く律哉は強くて男前です。
見た目は硬派、けれど色恋沙汰にはヘタレ、と見せかけて実は策士の諒二の本音もわかったところで、ふたりはめでたくくっつきます。ですが最後にふたりのことが律哉の父親にバレてしまいます。ここで急激にヤクザのやりとりになり、かなりヒヤヒヤしました。そしてまさかの映子ちゃん登場。これが一番びっくりしました。
映子ちゃん以外にもおもしろいキャラクターがたくさん登場します。千早さんの存在感もすごいですが、個人的には悠太くんが一番気になっています。
<オススメ要素>
・アホの子受がいざというときは男前に。
・策士攻。
<関連作品>
・電子書籍
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