方言・訛りに痺れたBL7選 【小説編】

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 方言や訛りのあるキャラが出てくる作品、【漫画編】に続きまして今回は小説だけでまとめました。漫画に比べたら小説の方が見つけやすいかな、と考えていたら私の本棚には意外と少なかったです。



『聖夜』(表題作) 榎田尤利(著)/ヨネダコウ(イラスト)

 冬の手前の北海道から始まる物語なので、シマとアマチが序盤で少しだけ北の大地の方言で会話しています。もう本当に寒そうな雰囲気が伝わってきます。



『月に棲む鬼』 毬谷まり(著)/高橋悠(イラスト)

 ホラー小説家の直人×浄霊を生業とする周。周が浄霊の副作用で欲情するというステキ設定な上、着物が普段着の関西弁美人受なのです。非常に色っぽかったです。



『ヤクザから貞操をしつこく狙われています』 稲月しん(著)/秋吉しま(イラスト) (感想記事はこちらです

 受の比呂の頼りになる友人・亮の従兄弟(遠い……)の友喜がインパクトのある関西弁をつかいます。思いっきり脇役ではありますが、とても印象に残るキャラクターだった友喜のスピンオフを心待ちにしています。



『横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇』 一穂ミチ(著)/竹美家らら(イラスト) (感想記事はこちらです

 受の深が関西弁のADさんです。完璧な標準語が求められるアナウンサー攻と方言受の組み合わせがとても楽しくて、深の言葉遣いがよりかわいらしく感じられます。



『壺振りお嬢、嫁に行く!?』 高月紅葉(著)/黒埜ねじ(イラスト) (感想記事はこちらです

 関西の昭和任侠感あふれる組が舞台です。全体的に方言は控えめなものの、いざという時に飛び交う関西弁は皆様凄みがきいています。



『頬にしたたる恋の雨』 久我有加(著)/志水ゆき(イラスト)

 時代設定が昭和初期の藝人さんたちのお話で、古い大阪言葉での会話が大変魅力的です。初版が2012年とだいぶ前の発行ですが、私が今一番音声化してほしい作品です。



『明日が世界の終わりでも』(largo) 榎田尤利(著)/藤たまき(イラスト)

 いつでも笑顔の関西弁攻・凛。元気でいい人な凛がついに怒ったときの言葉遣いに痺れました。方言攻は怒らせると萌えることを学びました。



 「訛りのある話し方」とか「イントネーションが時々そっち方面」的な表現をされるキャラならたぶんもっといそうな気がします。くどいくらいにずっと方言を連発されると小説の場合は読みづらくなってしまうのかな?と思ったり。方言で自然な文章を書ける作家さんてすごいな、と素人目にも感じます。



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