妖しさ漂うもののけBL8選 【漫画4小説4】

記事内に広告が含まれています。
 一口に「もののけ」と言ってもさまざまな定義があるようで、幽霊や妖怪に近いものから神様予備軍まで本当にいろいろ、その分自由な設定やキャラクターが多くて読んでいて楽しいです。厳密には当てはまらないものもあるかもしれませんが、私がこれはいい物の怪……!と感じたものを集めてみました。



『あやかし喫茶で待ち合わせ』 /海野サチ (感想記事はこちらです

 雪女(♂)に垢嘗め、座敷童子、烏天狗、赤鬼とあやかし盛りだくさんです。お相手は皆さん人間ですが、あやかしさんたちをも凌ぐほどの変わり者が多くて楽しいです。



『坊主と蜘蛛』 /ハジ

 腕は多いし脱皮もする蜘蛛の妖怪……なのに受の宗玄さんのことが大好きで、無邪気に尽くす姿がどんどんかわいく見えてきました。



『あやしの湯ももいろ美人』 /雨隠ギド

 コミュ障気味で人とうまく付き合えない七尾さんが、妖には人気で親しくなっていくのが夢があって大好きです。



『狂い咲きのΩ』(碧の腕) /楽田トリノ (感想記事はこちらです

 もとは『バケモノBL』に収録されていた短編です。不憫な子供がいわゆる「バケモノ」に救ってもらう……この仄暗い空気感がたまりません。



『番~つがい~』 丸木文華(著)/村崎ハネル(イラスト)

 舞台は江戸、花見客で賑わう街の様子に、本当に妖が紛れていそうでわくわくします。鈴の獣耳と尻尾がふわふわのふさふさでとてもかわいいです。



『禍と一つ屋根の下で』 水原とほる(著)/榊空也(イラスト)

 ひどく禍々しいアットホームコメディというなんとも不思議な雰囲気のお話でした。この感覚を的確に言い表せる言葉が思いつかないのですが、とにかく読後感がとても良かったです。



『愛しのお狐様』 妃川螢(著)/旭炬(イラスト)

 最初は子犬だと思われてしまったほどの琥珀、白い子狐のかわいさはずるいです。しかもこの子狐様、モフモフ姿のまま人の言葉をしゃべります。



『妖の宴』 丸木文華(著)/サマミヤアカザ(イラスト)

 妖しさ漂う時代もの、妖艶という言葉がぴったりな秀秋と、剣の達人の武士・慎三郎の激しい恋模様にこちらまで惑わされそうになりました。



 千差万別なもののけ、全体の雰囲気が明るくても暗くても、そこになんとなく漂う妖しさが癖になります。



 ご覧いただきありがとうございました!

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説読書感想へ


コメント

タイトルとURLをコピーしました