＜登場人物＞
（攻）藍月龍（らん・ゆえろん）…学園の校医。
（受）ツェン…双子の弟。特待生。
カイ・ヤン…双子の兄。特待生。
＜あらすじ＞
米国在住だった双子のツェンとカイ・ヤン。父親の会社の経営が思わしくなく、家族を助けるために全寮制のエーグル・ドール学園に特待生として編入することに。
富裕層に人気の学園では、特待生は他の生徒たちの性欲のはけ口とならなければならず、出発前にツェンとカイ・ヤンは互いに慰め合います。さらにはこの話を持ちかけたのが、ツェンがかつて兄のように慕っていた月龍。エーグル・ドールで校医をしている月龍が変わってしまったことにもツェンはショックを受けていました。
＜感想＞
『暴君王子の奴隷花嫁』のスピンオフで、学園で校医をしていたカイ・ヤン先生が学生だった頃のお話です。とはいっても物語は主にカイ・ヤンの双子の弟・ツェンの視点で進みます。前作主人公の潤也の義兄・京也も学生として登場していて、そういえば彼の時代は双子の特待生がいた、と言っていたことを思い出しました。
引き続きアレな学園が舞台なので特待生の双子はほとんどモブ姦状態です。そんな中で次第に明らかになっていく月龍、ツェン、カイ・ヤンの心と変態性。てっきり３人でハッピーエンドかと思っていたら、そうでもなかったような。月龍とツェンは変態同士でめでたくくっついた感じですが、カイ・ヤンが置いてきぼりになってしまったように感じたのは私だけでしょうか……？
ツェンに片想いしていたカイ・ヤン。双子の弟への気持ちを鏡相手にぶつけていた様子が切ないです。でもそれも双子ならではだと思うと萌えてしまいました。
さらには京也×ツェン×カイ・ヤンの連結もありました。短いシーンですが連結ってあんまりお目にかかれないのでとても印象に残っています。これを月龍が眺めているっていうのがまたすごい。
カイ・ヤンが好きな私には少し寂しい終わり方だったものの、思惑とエロが入り乱れる凄まじいお話でした。こちらのシリーズ、もっと続いて欲しいです。
＜オススメ要素＞
・双子モブ姦学園。
＜関連作品＞
・電子書籍（お試し読みができます。）
Renta！【特別版】/BookLive!【特別版】/ひかりTVブック【特別版】/コミックシーモア【特別版】/eBookJapan【特別版】/BOOK☆WALKER【特別版】・シリーズ
（感想記事はこちらです）
暴君王子の奴隷花嫁 (二見書房 シャレード文庫)
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かわい恋 二見書房 2014-05-26
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