<登場人物>
(攻)アーサー…キャメロット王国の第1王子。
(受)海老原樹里(えびはら じゅり)…高校2年生。容姿は綺麗で完璧。「神の子」として召喚された。
ランスロット…騎士団第一部隊隊長。
<あらすじ>
樹里がキャメロット王国に召喚されてから二ヵ月。神の子は王子と結ばれなければならないという言い伝えのもと、樹里はアーサーとモルドレッドの2人の王子に盛んに誘われています。男に誘われても迷惑だとしか感じない樹里は、特にアーサーについては自分の気持ちが定まらずに苛立っていました。
そんなとき、樹里は近々王国で行われる式典に使う用具を取りに行くことになり、ランスロットと一緒に禁足地へと向かいます。
<感想>
シリーズ2作目です。王国を救うためとはいえ、王子と結ばれなければないないことには未だ激しい抵抗のある樹里。変わらず情熱的に樹里に迫ってくるアーサーですが、将来は国を背負う王子。樹里以外の女性との結婚は当然のことと考えているとわかり、ひとり苛立つ樹里の姿が楽しかったりします。
樹里をめぐる色恋沙汰に、まさかのランスロットが本格参戦とはびっくりでした。現時点で本編シリーズは完結しているので結末はわかっているのですが、アナザーストーリーも刊行が続いている今、このときのランスロットを見ると感慨深いものがあります。
そして毎回楽しみにしているクロの立ち回り。改めて注目してみると、クロってとても賢いコでした。樹里が世話になっているガルダのことは威嚇するけれど、威圧的なグィネヴィアのときはあくびをしている……さすが神獣、かわいいだけではありませんでした。
今になって読み返すとこの2巻でもわかることがたくさんあって、むしろ初めて読んだときより楽しめたような。アナザーストーリーの続刊にも期待が高まります。
<オススメ要素>
・シリーズ2作目。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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