幼生竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ6 犬飼のの(著)/笠井あゆみ(イラスト) 【小説感想】

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<登場人物>

 (攻)竜嵜可畏(りゅうざき かい)…竜泉学院生徒会長。ティラノサウルスの遺伝子を継ぐ竜人。

 (受)沢木潤(さわき じゅん)…高等部3年。慈雨と倖の生みの親。


<あらすじ>

 可畏と潤の間に双子の慈雨と倖が誕生して約1ヶ月。かなりのスピードで成長を続ける双子は、それぞれ特殊能力を発動させるようになっていました。子供達の安全を考え、周囲にはその力のことを隠してきた可畏と潤でしたが、ついに可畏の父親・クリスチャンの知るところとなってしまいます。


<感想>

 シリーズ6作目です。ここから新章スタートとのことで、生まれたばかりの双子を中心に今回はドタバタ子育て編といった印象です。

 生まれてまだ1ヶ月とはいえ、すでに1歳児並に成長していた双子。表紙のイラスト通り元気いっぱい、かわいらしさ全開です。これまでは殺伐としたシーンも多かったシリーズですが、6巻は多少ヒリつく瞬間がありつつも、予測できない双子を中心に基本はやわらかい雰囲気だったと思います。

 子供を持ったことで、まだ高校生の可畏と潤にも大きな変化が見られました。家族を守ろうと行動を起こし始めた可畏と、中でも潤が子供達の料理も作れるようになりたいと考え出したことには驚きました。母は強し、といったところでしょうか。

 同時に可畏と潤は高校を卒業、ずっと高校生として時間が止まっていたように感じていたふたりが大人へと進み出していく姿に、ちょっとだけ淋しさを覚えてしまったり。なので先生のあとがきを読んで私もとてもしみじみしてしまいました。

 幼児言葉を文字で読むのが苦手なので、個人的に今回は試練の巻となりました。可畏と潤のさらなる成長と、双子の活躍に期待して新章も楽しみに待ちたいと思います。


<オススメ要素>

・シリーズ6作目。
・かわいい恐竜双子。


<関連作品>

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