<登場人物>
(攻)小林哲也(こばやし てつや)…三重の酒造の長男。巨根。
(受)山本蒼(やまもと あおい)…修行のため奈良へ。元は下戸。
<あらすじ>
つきあって3年の小林と山本は大学を卒業し、小林は三重の実家へ、山本は修行のため奈良の酒造に就職します。
1年の修行を経て小林酒造にやってきた山本。ようやく山本の近くで働けることになった小林でしたが、山本の元同僚や自分の弟との距離が気になって仕方ありません。
<感想>
大学生だった小林くんと山本くんはつきあって3年が経ち、ふたりとも社会人になるところからのスタートでした。彼らはきっと揃って小林くんの実家(三重)に行くのだろうと思っていたら、山本くんは奈良の酒造へ修行に行ってしまいました……。
これはシリアス遠距離恋愛へ突入かと一度は身構えたのですが、切ない描写もありつつ、山本くんは1年の修行を数ページで終えてくれます。おかげで思っていたよりはやくふたりの社会人風景を楽しむことができました。
奈良の酒造の人々だけでなく鹿まで魅了してしまう山本くんに対し小林くんは気が気ではなさそうですが、小林くんとて奈良までその異名がとどろくほどの巨根を持つスパダリ。周囲が山本くんにアクションを起こす前に引き下がってしまうくらいのラブラブっぷりを見せつけてくれました。
小林くんのアナコンダも健在、これがいい具合にふたりの距離感を表しているようで、巨根をめぐるやりとりについ和んでしまいます。最中から事後にかけてこんなに素数を数える人を見たのは初めてです。ああもうずっと見ていたい。
描き下ろしもかわいいお話で、しかし私が目を奪われてしまったのは、「ドラッグストアきりん」の袋。きりんは全国あらゆる分野に進出しているのでしょうか。
『特別付録小冊子』
限定版には小冊子(28P)が付いています。山本くんによる大学生だったころの回想がメインとなっていました。
本編では小林くんの愛が強烈に伝わってくる印象でしたが、こちらは主に山本くんの視点になっていて、山本くんも小林くんのことをとても大切に想っているのがよくわかります。
時々びっくりするくらい男前な一面を見せてくれる山本くん、頭の中ではこんな風に小林くんのことを考えていたのかと思うと本編を見返したときの感慨が深くなる気がします。一生懸命でかわいい山本くんを堪能できました。
<オススメ要素>
・愛しのXLサイズ続編。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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