<登場人物>
(攻)ガルーア…戦いの神。超絶美形。女神ラフィアの兄。
(受)クラウス…冒険者。A級パーティ所属。22歳。
<あらすじ>
希少な勇者のいるA級パーティで、荷物持ちをしているクラウス。仲間の武器を浄化するため女神の泉を訪れると、見知らぬ男が泉に落下してきます。超絶美形のその男は戦いの神ガルーアを名乗り、なぜかクラウスに求愛。覚えのないクラウスは荷物をまとめ旅立ちの決意をします。
<感想>
個性豊かなパーティの仲間たちに、常識などとても通じないであろう神様まで登場してくる楽しいお話でした。濃いキャラに囲まれて自己評価の低くなってしまったクラウスも、本当はすごい人ですよね??神様を魅了してしまったくらいですから、気づいていないのは本人だけなんだと思っています。
まずガルーアがなかなか神様だと信じてもらえないのがかわいそうなのにおもしろいです。ペガサスを召喚したり、気分で天候まで変わってしまうのに、クラウスからはただの美形魔法使いとしてあしらわれる始末。それでもガルーア自身は気にしていないのがむしろ神様らしい器の大きさを感じさせます。クラウスにとっては迷惑なのもわかりますが、花びらが降ってくるとかおもしろすぎて実際に見てみたくなりました。
クラウスもガルーアを見下したりはしないのに、扱いが便利家電並なのは何度も笑いました。パンを温めて幸せになっている風景は微笑ましい限りです。これからもクラウスが口にするパンはガルーアがホカホカにし続けてくれるのでしょう。
羽純ハナ先生のイラストも美形がたくさんで目が幸せでした。中でも一瞬出てきた勇者が笑ってしまうくらいかっこよくてしばらく見入ってしまいました。
<オススメ>
・自称戦いの神×勇者の荷物持ち。
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