辺境の地で謎の奇習に巻き込まれるBL7選 【漫画3小説4】

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 人里離れた山奥や孤島に存在する謎の習慣……閉ざされた環境で密かに守られてきた奇習は、怖かったりエロかったりと様々。明るいお祭り騒ぎな的ものから仄暗い背徳感が漂うものまで見つかりましたが、私の本棚には圧倒的に後者が多かったです。



『雨雫』 /碗島子

 サダオの母の村では、サダオが涙を流すと村に雨が降るという奇妙な伝承が。そこでは雨守番と呼ばれる一族の灯がサダオを泣かせにかかります。この伝承のきっかけになった昔のお話はちょっと切ないものもありましたが、高校生のふたりはなんだかんだで楽しくやっていそうなので安心しました。



『先生と助手の恋愛度測定!』(秘夜に蜜杯) /霧間もっこり (感想記事はこちらです

 失踪者を追って寂れた村にやってきた探偵の多門さんとアシスタントの遠藤くん。しかしそこは「主様」という名の触手がいる変態カルト村でした。遠藤くんの姿をした触手に襲われる多門さんに激しく萌えました。



『裸族の花嫁』(表題作) /せら

 ジャングルの奥地に住む幻の裸族・ロディの花嫁にされてしまった日本人俳優のミチル。裸族の皆さんは愛が深く優しいのですが、どうやら本番の概念がない様子。前半はほぼスマタです。



『淫獄~虜の双恋華~』 西野花(著)/雪路凹子(イラスト)

 村で不吉といわれる双子と、その双子の穢れを落とすために特殊な体で生まれてくる鷹取家の男。こちら双子が両方受なのに対して攻はひとりです。でも大丈夫、村には訓練されたモブおじさんが揃っている上に、攻の敦も対双子仕様の体をお持ちです。



『ミステリー作家串田寥生の考察』 夜光花(著)/高階佑(イラスト)

 編集の神凪君の故郷は、よそ者を嫌う離島でミステリーにはうってつけ。しかも七年ぶりに開かれる大きな祭りがあるといい、作家の串田先生の頼みで取材に同行することに。孤島ミステリーに特有の、常にちょっとあやしい雰囲気が漂っているのがたまりませんでした。



『金銀花の杜の巫女』 水原とほる(著)/葛西リカコ(イラスト)

 霊力を使って神の言葉を授かる巫女一族の幹と咲は双子で、巫女を継いでいるのは力のある咲だけ。一族は山の奥深くに住んでいて、そこへ宣託を受けるために攻の田之倉がやってきます。ファンタジー、オカルト、そこに少しのミステリーも感じられ、最後まで目が離せませんでした。



『快楽島~淫神の贄~』 西野花(著)/笠井あゆみ(イラスト) (感想記事はこちらです

 離島で繰り広げられる儀式で多淫の神様の依り代とされるのは、芸能界を追われた元人気俳優の海沙希。依り代の体に刻まれる淫紋を移譲するシーンがあるんですが、そこでの受×受プレイが衝撃でした。



 よそものを歓迎する土地はいろんな意味であやしい場所ばかりでした。読者としてはありがたいことこの上ないです。



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