<登場人物>
(攻)白石星河(しらいし そんは)…惑星「RED」探索隊部長だったが、金田救出のため組織を裏切って脱出。27歳。
(受)金田純一(かねだ じゅんいち)…アルゴのウィルスを身に宿し、不死の身体に。21歳。
(攻)櫻井望夢(さくらい のぞむ)…「RED」探索隊の船最高責任者の一人息子。白石と金田を追ってきた。
(受)リリア…白石と金田が不時着した惑星の住人。櫻井を助けてくれた。
<あらすじ>
「RED」探索隊の船から無事脱出し、不時着した惑星で宇宙船の修理をしながらふたりきりで暮らしている白石と金田。しかしふたりは惑星の謎の原住民に襲われ、さらに「RED」探索隊からの追っ手も迫ります。
<感想>
大変壮大な展開が待っていました。まさかこんな話になるとは1巻を読んだ時点では全く予想しておらず、なんかすごいことになってる……と何度も呟いていました。
もうなんかいろいろありすぎて何から説明すればいいのか……。
触手のアルゴは健在で、さらに前作でとっても嫌な奴だった櫻井さんが大活躍。意外にもいい人。そしてソンハさんと金田くんはしっかり想いが通じ、櫻井さんとリリアもいい感じに。その上アルゴの正体も明らかになってその後はみんなで地球に帰還。
とりあえずそんな流れでしょうか……。まだ何か足りないような。
私の文だとなんか無理に詰め込まれてるような印象を与えてしまいそうなんですが、そうではないんです。1巻では濁されていたことだったり、キャラクターの不可解に思われた行動すべてにきちんと理由があって、それが無理なくお話の中で消化できました。ソンハさんと金田くんの気持ちもストーリー展開と同時進行で近づいていて、触手とモブレを挟みながらもしっかり愛を伝え合います。圧巻です。
後は櫻井さんがかっこよくなってました。はじめはどんな嫌がらせをしてくるのかと構えてしまいましたが、船に戻ってロックを解除するシーンではリリアじゃありませんが惚れそうになりました。
それからずっと謎の人物だったトーバル氏。彼の事情を考えると切なくなります。櫻井さんにリリアを幸せにしてもらうしかありません。
最後のほのぼの後日談も素敵で、金田君がお守りを持ってておおっとなりました。このお守りがどう廻ってきたのかが気になって、何回もいったりきたりしてしまいました。
<関連作品>
・前作
パーフェクトプラネット /イイモ 【漫画感想】
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