悪癖 4 /イイモ 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)大門燈弥(だいもん とうや)…会社員。自称平和主義。

 (受)小島楊平(こじま ようへい)…元会社員。営業部のエースだったが、失踪。


<あらすじ>

 いなくなった小島を探して、田舎の山中へと入った大門。地元の青年に案内を頼みますが、様子がおかしいことに気づきます。


<感想>

 本当に終わってしまいました。それにしてもこんなどこから見ても最高のハッピーエンドをどなたが想像できたでしょうか。彼らが通ってきた道の地獄さがそう思わせるのでしょうか。自分でも何言ってるかさっぱりわかりませんが、とにかくここまで追いかけてきてよかったです。

 それにしても小島本人ですらたどり着けなかった真実をなにもかも暴いてみせた大門凄すぎです。何度も死にかけるのも納得。それでも何事もなかったかのように生還し小島を手に入れた大門。「怪物」の名にふさわしいご活躍でした。

 なにもかもが凄かった、の言葉に尽きてしまうのですが、先生のあとがきにあった曲のインパクトも強烈で。小島父とオーナーについての妄想が止まりません。オーナーが小島父に寄せていた感情って、かつて小島を慕っていた人たちの気持ちと似たものがあったんじゃないかな……とか考えて小島親子の共通点を感じています。罪な親子ですね。

「長い夜噺」では本編の後で気が緩んでいたのか、安川さんの部屋がすっきりしたところで泣いてしまいました。3巻では脈アリっぽかったので全力で応援しています。脈といえば大門が小島の首に手をかける理由がさらっと明かされていてびっくりしました。大門の物騒な本質の表れかとばかり思っていたので、本当の理由がわかって安心しました。

 どこから読み返しても衝撃の真実とエロが怒涛のように押し寄せてきてやはり言葉になりません。先生への感謝の気持ちが一番ではありますが、今は最終巻を読み終えた同志の方々とただ抱き合い握手を交わしたい気分です。


<オススメ>

・シリーズ完結。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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・シリーズ
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