悪癖 3 /イイモ 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)大門燈弥(だいもん とうや)…会社員。自称平和主義。
(受)小島楊平(こじま ようへい)…会社員。営業部のエース。
<あらすじ>
入院中の大門は小島のために「怪物」になる決意をしつつも、穏やかなときを過ごします。退院後は小島のもとへ直行した大門でしたが、そこで小島が姿を消していたことを知ります。
<感想>
2巻の時点で、これ以上の地獄はないだろう、などと考えていた私が間違っていました。むしろここからが地獄の始まりだったのかもしれません。何度読んでもぐちゃぐちゃにかき回される感情、わかっているのにやめられません。
怪物一直線かと思われた大門でしたが、小島の失踪によりなかなか手にかけられず。3巻では1巻から裏で進んでいたことが明かされたり、まさかのサブカプ誕生などなど、隅々まで濃い内容でした。基本は小島の策略なのがもう……なんというこじらせ愛。どんなにサスペンスな雰囲気でも、小島が大門を好きなのは伝わってくるのがすごいです。やはりまぎれもないBL作品。ありがとうございます。
大門が子供の頃に自分を歪ませてまで守ろうとしたのが家族。しかし小島はどうがんばってもそれを与えられない。そんな小島が惚れた男のために「普通の家族」を贈ろうとしたのかと考えると、小島の恋心も少しは理解できる気がします。最初は試すためだったのに、怪物になろうとする大門を案じて結局逃げてしまうとか、あれ?これって純愛なのでは?むしろ恋愛物語としては王道??となりわけがわからなくなりました。
もっと書きたい感想があったはずなのですが、うまく言葉が見つかりません。雑誌でちょっと先のお話まで読んでいるので、連載当時とはまた違った味わいを噛みしめています。2022年5月号の麗人では全員プレゼントにイイモ先生のペーパー(締切2022年5月15日当日消印有効)があるので、単行本派の方もチェックしてみてはいかがでしょうか。
<オススメ>
・地獄。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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・シリーズ
(感想記事はこちらです)
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