<登場人物>
(攻)畠雷蔵(はたけ らいぞう)…BL漫画家(P.N 雷蔵)。イケメンリア充、作風は闇。
(受)武内(たけうち)…BL漫画家(P.N TOS)。マスク陰キャ。作風はふんわり。
<あらすじ>
売れっ子BL漫画家の雷蔵は、同人誌即売会で自分のスペースを訪れファンだと声をかけてくれた謎の男(でも口は悪い)が同じくBL漫画家のTOSだったと知り、後日の再会を機に交流を持ちます。
実は互いの作品のファンだった雷蔵とTOS。酒の勢いもあってなぜか付き合うことになりますが……。
<感想>
男のBL漫画家同士、見た目も中身も作風も真逆なのに、出会う前から互いの作品のファンだったというなんとも不思議な組み合わせです。基本は雷蔵先生の視点で進む物語なのでTOS先生の考えてることってあまりわからないのですが(前半は特に)、それがいい具合にお話をおもしろくしてくれている気がします。
それにしてもTOS先生のキャラクターってどこから見てもたまらないです……!口は悪いのに雷蔵先生のこと大好きなのは丸分かりだし隠す気もない、みの虫みたいな見た目でも実はかわいい年上……しかも受っていうのが。ほんとたまらないです。
はじめは漫画家やキャラの違うオタクあるあるといった感じで、ふたりのやりとりが本当に楽しくてずっと笑っていました。ふたりが恋人になるまではけっこうあっさりなんですが、そこからじょじょに見え隠れしてくる互いの本心。雷蔵先生の抱えていた闇にははっとさせられる瞬間もあり、現実的とは思えないキャラクターなのにその心境にはリアルさを感じてしまいました。
ギャグ漫画の雰囲気に萌えとは少しずれた次元で楽しませてもらうつもりで読んでいたら、最終的にはしっかりBLしてくれて大満足です。個人的にはマスクをはずしたときのTOS先生の横顔が大好きなので、後半でたくさん見られたことが大変なご褒美でございました。雷蔵先生ももったいないとおっしゃってますが激しく同意致します。
雑誌掲載時からとても楽しみにしていた作品なので、リンクスでの続編開始がとても嬉しいです。
<オススメ要素>
・BL漫画家同士、でもいろいろ真逆。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
BookLive!/
Renta!/
ひかりTVブック/
コミックシーモア/
eBookJapan/
BOOK☆WALKER
・シリーズ
(感想記事はこちらです)
(感想記事はこちらです)
・スピンオフ
(感想記事はこちらです)
オレがBL漫画のヒロインなんてありえねぇ!(1)
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山野でこ 幻冬舎コミックス 2020年09月24日
(感想記事はこちらです)
オレがBL漫画のヒロインなんてありえねぇ!(2)
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山野でこ 幻冬舎コミックス 2021年05月24日
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