絶妙な関係性に唸らされたBL8選 【漫画6小説2】

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 数年前に「関係性萌え」という言葉を目にして以来、割れ鍋に綴じ蓋カップルといわれる人達や他にはない間柄を築いているキャラクターにぐっと心をつかまれるようになりました。私の勝手な解釈も存分に入っていますが、これぞ、と唸らされた巧妙な関係が描かれている作品を探してみました。



『恋友トライアングル』(表題作) /イクヤス (感想記事はこちらです

 3Pにもなるんですが、それぞれ恋人と親友という枠組みは残したままで展開していくお話が他ではなかなか見られない貴重な作品です。個人的には北田を応援しています。



『マイ・リトル・ヴァンパイア』 /まさき茉生 (感想記事はこちらです

 吸血鬼のヨエルははじめは子供ですが、レイネの血のおかげであっという間に大きくなります。不死身の吸血鬼×恋人を亡くした天涯孤独の人間、巧い設定だなあと唸るばかりです。



『玄関あけたら2分で野獣』 /楽田トリノ (感想記事はこちらです

 最終的に3Pで落ち着くこちらの作品、受のひかるは攻の双子のどちらも選べないと一度は身を引こうとします。そこからの3人で仲良く、への落ち着かせ方が斬新で笑ってしまいました。



『恋せよ千年ニート』 /瑞原ザクロ (感想記事はこちらです

 ファンタジーと現実がいい具合に混ざっているこちらの作品。龍宮城で乙姫のヒモをしている千年ニート・浦島を陸に連れて帰ろうとする隼人がブラック企業勤めというのがなんだかおかしくて笑ってしまいます。



『うるさいくらいの告白ください』(表題作) /さちも (感想記事はこちらです

 人の心の声が聞こえてくる能力持ちの林田、自分の力が通じない「運命の人」を探していましたが、実際に恋に落ちたのは「心の声が聞こえない」人ではなく……となる展開が素敵で眩しかったです。



『BlueMoon,Blue -between the sheets-』 /橋本あおい

 『between the sheets』の続編なので、すでに恋人のふたり。一瀬さんのどこが好きなんですかと聞かれた高史、(身体とか言えない…!!!)と、ここまでくると一周まわって潔すぎて大好きです。



『夜夜の月』 水原とほる(著)/町田九里(イラスト) (感想記事はこちらです

 絵を愛せない画商×絵しか愛せない画家、この組み合わせだけでずっと萌えていられます。そんなふたりがパズルのピースのようにぴったりくっつく瞬間がたまらなく好きです。



『スリープ』 砂原糖子(著)/高井戸あけみ(イラスト)

 不眠症×ナルコレプシーのまさに割れ鍋綴じ蓋カップル、こういうの待ってましたとばかりに飛びついたら、意外としっとりシリアスめなお話でした。おかげで邪な気持ちが浄化された気がします。



 うまく説明できないものばかりになってしまいましたが、どれも萌えツボを刺激され抜けられなくなったものばかりです。新しい関係性の発見を求めて、またいろいろ読み漁ろうと思います。



 ご覧いただきありがとうございました!

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