Dear+ 2019年12月号 【雑誌感想】

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<収録内容>
(出版社HPより)

<表紙> 左京亜也

<リレーエッセイ> 篠崎マイ

<漫画>
「アンチアルファアナザー」奥田枠(巻頭カラー、「オメガバース特集」新連載)
「恋する絶滅遺伝子Ω」影木栄貴×蔵王大志(センターカラー「オメガバース特集」新連載、)
「秘密には向かない職業」金井桂(カラーつき)

「オメガバース特集」カラーイラスト 琢磨/山田ノノノ

「オメガバース特集」コミック
「高嶺の花は、散らされたい」左京亜也
「運命の番がお前だなんて」春田
「メジルシオレンダ」のきようこ
「我が妻と初恋と」立野真琴
扉&1コママンガ 猫野まりこ

「がっこうのふわもこ日誌」松本花
「花鳥風月」志水ゆき
「セラピーゲーム リスタート」日ノ原巡
「紅狐の初恋草子」佐倉ひつじ×鳥谷しず
「君と海水浴デートに行くよ。」河井英槻
「春うらら好色男の宿」akabeko
「バイヤー皇帝二のお気に入り」青山十三
「いつか飛びたい風見鶏」阿部あかね
「藤森くん、神宮くんを拾う。」会川フゥ
「一途なふしだら」たらふくハルコ

お試し版・1話試し読み
「ラブオール・アパートメント」ミキライカ


<応募者全員プレゼント>
影木栄貴先生×蔵王大志先生「DEAR+ PAPER COLLECTION vol.170」
今号の記入済みアンケートハガキと84円切手を貼付済み返信用封筒(長4)を同封して応募できます。
締め切り:2019年12月12日(当日消印有効)



<感想>

 今月はオメガバース特集号で、全体の約半分がオメガバース作品でした。特集ページの猫野まりこ先生のカットに登場していた、国民的アイドル×大学生のふたりがとても気になります。

 以下、気になった作品の感想です。



『恋する絶滅遺伝子Ω』 影木栄貴×蔵王大志

 オメガバース新連載、影木栄貴先生が原作、ネーム、構図までを担当されるそうです。

 男女以外の3種類の性があったのは過去のこと、αとΩは絶滅しβだけの世界、というのが新鮮でした。舞台はエスカレーター式エリート大学、主人公ふたりは幼馴染という組み合わせにどうしても王道展開を期待してしまいますが、そこにオメガバースがどう盛り込まれるのかを考えるとワクワクします。

 どうやら岬だけがΩに「先祖返り」してしまったようで、今後波乱が起きそうな気配です。癖の強そうな天才眼鏡も登場し、とても楽しそうです。



『メジルシオレンダ』 のきようこ

 オメガバース特集・読み切りでした。

 8年前、事故的に番になってしまった正尚と悠二。Ωの悠二は大人だったのに対し正尚はもうすぐ中学生という年の差で、番は解消してもらうつもりで悠二は正尚と距離を置きます。

 大人になって悠二より大きくなって現れた正尚。年下スパダリ攻の香りがします。

 最後の悠二のセリフがなんだかとても素敵で、お話は王道だと思うんですがαが自分の番を迎えにくる、というシチュエーションに新たな萌を教えていただきました。



『春うらら好色男の宿』 akabeko

 シリーズ最終話、大好きなお話だったので終わってしまうのが寂しいです。

 旅館経営に一生懸命な美春くん、自分の暮らす離れを客室にするため、しばらくは撮影所になっている部屋に泊まることに。お互いが仕事をしている姿を目にし、特別なのは自分だけじゃないのかも、とふたりとも似たようなことを考えているのがかわいかったです。

 絡みシーンでも、明らかに藤さんの顔つきが変わってきているのが見ていて嬉しくなります。最後もこのシリーズらしい終わり方でほっこりしました。犬神家の衝撃はしばらく尾を引きそうです。



<次号予告より>

・次号Dear+1月号は、2019年12月13日(金)発売。
・表紙:志水ゆき先生
・巻頭カラー:左京亜也先生
・全プレペーパー:青山十三先生
・リレーエッセイ:雲居ゆき先生


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