<登場人物>
(攻)柴咲健斗(しばさき けんと)…新人編集。副成が好き。
(受)副成朗久(ふくなり あきひさ)…BL雑誌編集部の副編集長。腐男子。顎ひげ。37歳。
(攻)畠雷蔵(はたけ らいぞう)…BL漫画家(P.N 雷蔵)。イケメンリア充、作風は鬼闇。
(受)武内忍(たけうち しのぶ)…BL漫画家(P.N TOS)。マスク陰キャ。作風はふわ甘。
<あらすじ>
BLを愛しすぎているが故にナレーション枠が見えるようになった、BL雑誌リンク編集部の副編集長・副成。枠が言うには、副成の部下・柴咲が「副成にホレている」らしく、副成は柴咲の行動を意識するようになってしまいます。
<感想>
『コミックパーティワンダーラブ』の先生方の担当をしている編集部のお話でした。副成さんはTOS先生の担当さんとのことで、雷蔵先生とTOS先生も少し登場し、ナチュラルにイチャついています。これは嬉しい……!
表紙でチラリと見えるお腹がかわいい副成さんは、生粋の腐男子。BLを愛しすぎているが故に、あの「ナレーション枠」が見えるようになってしまいます。突然のファンタジーの訪れですが、この「枠」こと「わっくん」はとても万能で有能。ゲイではなかった副成さんをジワジワとBL脳にしていってくれるのです。なんとありがたい存在なのでしょう。
柴犬そのままな雰囲気の柴咲くんもいい年下でした。坊ちゃんらしい少し苦い過去を持ちながら、ずっと副成さんを想い続けてきた恋心は実はけっこう重かったりするのでしょうか。なんとなく雷蔵先生に通じるものを感じるので、期待値は上がる一方です。
本編では副成さんと柴咲くんはまだまだこれから、なところで次巻に続いているものの、描き下ろし「オレの副成さんがこんなにエッチなはずがない!」では、雷蔵先生の特濃闇漫画に触発された柴咲くんの妄想が炸裂していました。意図せずあらゆる方面から柴咲くんを刺激してくる雷蔵先生に笑いが止まりません。もっとやっちゃってください。
今回描き下ろしのお話がもう一つあり、「わっくん出張!~コミックパーティワンダーラブ編~」もとても楽しかったです。タイトル通り、「コミパ」の雷蔵×TOSのもとにわっくんが出張しています。もう普通にラブラブな二人にはち切れんばかりの萌をいただきました。大好きなTOS先生の横顔も拝めたおかげで、私もわっくんと一緒に成仏できそうです。
<オススメ要素>
・柴犬系年下×ナレーション枠が見えるBL編集。
・『コミックパーティワンダーラブ』スピンオフ。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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・シリーズ
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オレがBL漫画のヒロインなんてありえねぇ!(2)
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山野でこ 幻冬舎コミックス 2021年05月24日
・前作シリーズ
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コミックパーティ ワンダーラブ (2)
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山野でこ 幻冬舎コミックス 2019年12月24日頃
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