純情ロマンチカ25 /中村春菊 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)宇佐見秋彦(うさみ あきひこ)…ウサギさん。超有名小説家。

 (受)高橋美咲(たかはし みさき)…大学4年生。丸川書店に内定。22歳。


<あらすじ>

 新年早々井坂の襲撃を受けた宇佐見。仕事の話になったため美咲が外出すると、宇佐見の父親に宇佐見家まで連れていかれてしまいます。そこには宇佐見の母親まで同席しており、美咲は宇佐見との関係について覚悟を問われます。


<感想>

 年明け早々に宇佐見家に拉致された美咲、ウサギさんはいないのに宇佐見父どころか母、途中から兄まで現れついに全員集合です。シリーズ史上最も切実な「帰りたい」を見せていただきました。

 そこで改めてウサギさんとの覚悟を問われた美咲。宇佐見父の言う通り、美咲の言葉は若さ溢れる眩しい返答ではありますが、確かな強さが感じられて嬉しくなりました。宇佐見母ももしかしたら味方になってくれそうな気配があって安心できます。

 その一方で高橋家については、孝浩の回想が入りこれがまた泣けました……。一人で弟を育ててきた孝浩にはかなりの苦労があっただろうとはわかっていたものの、やはり本人の視点で語られると今の孝浩を誰も責めるわけにはいかないと思わされます。それでも真奈美さんの説得や息子の成長を見て、いろいろ考えなおしてくれたみたいです。そろそろ本格的な話し合いになるでしょうか?

 後半は「純情ミックス」(「純情テロリスト編」「純情エゴイスト編」「純情ミステイク編」)、「純情センチメント」が収録されていました。「ミックス」はそれぞれのバレンタイン、「センチメント」は伊集院先生のお話でした。「純情センチメント」とタイトルがついたということは、これはどうしても柳瀬との発展を期待してしまいます。実は共通点が多いとわかってきたふたりにも、今後は注目したくなりました。

 描き下ろしは、事後の後始末を行う美咲のお話。美咲が勝負に出たらウサギさんの妄想を体現してあげることになる気がするので、ウサギさんはきっと喜んでくれるのでは。慌てる美咲がかわいかったです。カバー下は金遣いが荒いウサギさんの2P漫画でした。


<オススメ要素>

・ロマンチカ:お正月
・ミックス:バレンタイン
・伊集院先生と柳瀬君。


<関連作品>

・シリーズ


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