ペディグリー 1 /丹下道 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)虎斧摩宗(こふ ましゅう)…アムールトラの血統を継ぐ家の三男。29歳。
(受)遠呂智朱允(おろち あけみつ)…歴史ある名家の三男。31歳。
<あらすじ>
人間と他種族両方の姿を持ち、希少で歴史ある名家に生まれた朱允は、その血筋を残すためペアリングと呼ばれる同居をすることに。しかし相手は、かつて許嫁でありながら破談となった虎斧摩宗。過去に虎斧家から婚約を解消された朱允は不信感を募らせます。
<感想>
人外、しかも虎×蛇とは一体……?な謎感情のまま入りましたが、高貴な方々のかわいい恋愛模様が繰り広げられていておもしろかったです。蛇の血統の朱允は体温管理が大事だったり、アムールトラの摩宗は尻尾が感情のままに動いていたりして、どちらもちょっとした仕草に血筋が現れているのが楽しいです。
しかもふたりの子供時代がどうしようもなくかわいい。こんなにほわほわふわふわした子たちが、自分たちは将来結婚すると信じて疑っていないとかもう萌えるしかない。そんな朱允と摩宗を襲った悲劇……というほどではないものの、20年越しの誤解がとけたのは本当によかったです。
高貴な血筋の皆様のお話とはいえ、名家にもそれぞれ異なる事情があったりして何度も笑いました。特に朱允が生まれた遠呂智家は、ゴージャスなお家の巨大ベッドで寝ているかと思えば、当たり前に作業着で畑を耕していたりして、お金持ちも大変なんだな……としみじみした気持ちになります。
1巻は丸々摩宗×朱允で、他にも濃そうなキャラクターたちがわんさか登場していました。巻末の予告にも雑誌で新章開幕とありますし、今後は彼ら中心のお話が読めたりするのでしょうか。他の人の視点や繋がりを通して物語に深みが増していくとしたら、ますます期待が膨らみます。
<オススメ>
・元許嫁と20年ぶりに同居。
・アムールトラ×八岐大蛇。
※紙本の帯に全プレ情報がありました。
<ペディグリー1巻発売記念>
『描き下ろしペーパーカード2枚セット』
① 帯の宛名カード
② 140円切手
③ 上記を封筒に入れて帯記載の宛先に送る。
応募締切 2022年5月6日(金)当日消印有効
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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(感想記事はこちらです)
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