眷愛隷属―白狐と狢― 夜光花(著)/笠井あゆみ(イラスト) 【小説感想】

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<登場人物>

 (攻)弐式有生(にしき ゆうせい)…本家の次男。眷属は白狐。22歳。

 (受)山科慶次(やましな けいじ)…高校生。眷属は子狸。18歳。


<あらすじ>

 討魔師になることを夢みてきた慶次は、18歳になり試験を受けるために一族の本家を訪れます。そこで鉢合わせたのは、本家次男の有生。有生は会うたびに慶次に不謹慎な誘いをかけてくるため、慶次は有生のことが嫌いです。
 しかし有生のおかげで試験の合格にこぎつけた慶次は、その身に眷属を宿す儀式に挑みます。強そうな狼を望んだ慶次でしたが、申し出てきたのは前代未聞の子狸でした。


<感想>

 シリーズ1作目です。今月に3作目の発売予定を発見したので、1巻を見返してみました。

 かわいい容姿をしているのに、顔に似合わず熱血漢の慶次。クールな有生にからかわれてはいつも食ってかかっています。しかも討魔師としての相棒となる眷属がかわいいかわいい子狸ときました。この子狸、できることは道案内と腹踊り、言葉遣いも「ご主人たまー」と舌っ足らずな感じで、いるだけでその場が和みます。

 それに対して白狐が憑いている実力者の有生。かもし出す負の空気に周囲の人間の多くは萎縮してしまう中、慶次だけは怯みません。有生本人に自覚はないようなのに、慶次だけは確かに特別扱い、というのは見ていて大変萌えます。

 ふたりの間にはまだはっきりとした恋愛感情は認識されていないものの、肌色シーンでは有生は狐耳、慶次は狸耳が出るというなんともかわいい展開に。クールで俺様な有生まで理性が飛ぶと獣耳が出るってなんかいいです。

 なんだかんだで子狸が一番ふたりの関係を的確にわかっていそうなのが笑えます。まだまだ未知数なことも多いため、これからも活躍してくれることを期待しています。


<オススメ>

・シリーズ1作目。
・狐憑き×狸憑き。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

Renta!【イラスト入り】/
BookLive!【イラスト入り】/
コミックシーモア【イラスト入り】/
eBookJapan【イラスト入り】/
BOOK☆WALKER【イラスト入り】


・シリーズ
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