・『カーストヘヴン 1』 /緒川千世
カーストヘヴン1 (ビーボーイコミックスデラックス)
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緒川 千世 リブレ出版 2015-06-10
見つけた札次第で簡単に学校での階級・立ち位置が変わるってすごい世界です。すべては運と見せかけて、実は裏でいろいろ画策されているのがけっこう好きです。
・『イノセントラブ』(禁忌― タブー ―) /ひなこ
表題作からはガラッと雰囲気の変わる、同時収録の短編です。女王様然として残酷な攻ふたりをいいように使っていた受の大槌。仄暗い空気の中で伏見と雅臣がいつ牙を向けてくるのかとずっとドキドキしていました。
・『風俗狂いですが年下男子に告られました』(最後のひと) /彩景でりこ
表題作もよかったんですが、私は短編の「最後のひと」もお気に入りです。やられるばかりかと思われた箱入り上司の豹変ぶりが癖になります。
・『ドラッグレス・セックス』(辰見と戌井) /エンゾウ
ドラッグレス・セックス (バンブーコミックス 麗人セレクション)
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エンゾウ 竹書房 2016-08-27
辰見のフェロモンに当てられた戌井をからかっていたはずが、戌井の激しい暴走を受け辰巳自らフェロモンを押さえる薬を飲むようになるという夢のような展開。ごちそうさまでした。
・『跪いて、永遠の愛を誓う。』 夜光花(著)/奈良千春(イラスト) (感想記事はこちらです)
やりたい放題の御曹司・雄太と、年上の従兄弟でお目付け役・孝彰。雄太の弱みを握った孝彰が口調まで変えてきたことに震えました。
・『ずっと、愛してた嘘』 花川戸菖蒲(著)/皇ソラ(イラスト) (感想記事はこちらです)
攻の執着度合いが読み手を選びそうではありますが、個人的に名作だと思っている作品です。ここまで何度も関係性が変わるお話はめったにない気がします。
・『言いなり』 丸木文華(著)/minato.Bob(イラスト) (感想記事はこちらです)
もっさり攻だと思っていた剛の、本性を現したときの変貌ぶりにすっかり惚れてしまいました。私が形勢逆転萌を教えていただいたありがたい作品です。
・『復讐の枷~それでもお前を愛してる~』 矢城米花(著)/DUO BRAND(イラスト)
復讐の枷~それでもお前を愛してる~ (Splush文庫)
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矢城米花 イースト・プレス 2016-05-19
元いじめられっ子が自分をいじめていた相手に偶然再会し、復讐に燃えるお話。こちらは確証はないんですが、気がつけばふたりの関係が変化していたように感じました。
タイトルに「鮮やか」という言葉をつかってみたものの、どこか陰湿な雰囲気漂う作品が多くなりました。大好きなものばかりなのに、並べてみると「復讐」や「下剋上」というワードが飛び交いちょっと悪いことをしている気分になります。
ご覧いただきありがとうございました!
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