ですがそれがBLとなれば手に取ってみたくなる不思議。私でも大丈夫だった「ちょっと怖いかも」くらいの作品を紹介致します。
・『先生、怖い話しませんか』 /霧間もっこり (感想記事はこちらです)
先生、怖い話しませんか (Charles Comics)
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霧間もっこり 三交社 2017-10-25
オカルト、ホラー、ミステリーにサスペンスと様々な要素がてんこ盛りのすごい作品。それでも結局一番怖いのは……と行き着くところにゾクッとしました。
・『美術室の悪夢』(表題作) /霧間もっこり (感想記事はこちらです)
美術室の悪夢 (Charles Comics)
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霧間もっこり 三交社 2018-06-25
『先生、怖い話しませんか』のスピンオフです。これはこれで前作とは別の怖さが味わえました。怖いものは本当に怖かったし、それに対して明るいオチの短編も収録されています。
・『やじるし』 (れいの男) /はらだ
意味深なタイトルだけに、オチがわかるまではヒヤヒヤしました。こういうノリのお話は大好きです。それにしても、怖さを乗り切るために黒歴史を思い出して恥ずかしさと中和するってすごい発想です。今度私もやってみます。
・『半壊の花』 (扉の向こうの凪いだ海) /早寝電灯
おばけが怖い年上ってとてもいいです。子供の頃の怖い経験が大人になっても地味に怖いってすごくわかる気がします。怖がりな大人のお話ですが、とても優しい雰囲気でした。
・『水の底に眠る恋』 /藤森ちひろ(著)/Ciel(イラスト)
水の底に眠る恋 (ビーボーイスラッシュノベルズ)
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藤森 ちひろ リブレ出版 2015-04-17
霊感の強い幻想小説家受とくれば、引き寄せるものは決まっています。私は体を乗っ取られる系が大好きでして、中でもこちらは受攻両方が憑依される展開が珍しく感じました。
・『地獄の果てまで追いかける』 宮緒葵(著)/葛西リカコ(イラスト)
ホラーかどうなのかがはっきりしないまま進んでいく展開にハラハラしました。加えてホラー級に恐ろしい人たちのおかげで怖さ倍増です。
・『月に棲む鬼』 毬谷まり(著)/高橋悠(イラスト)
ホラー小説家の直人と浄霊を生業とする周。浄霊に副作用が伴う周の体質がたまらなく萌えます。
・『彼の部屋』 渡海奈穂(著)/乃一ミクロ(イラスト) (感想記事はこちらです)
けっこう怖い現象が起きていると思うのですが、藤森の激しいビビり加減がおもしろいです。怖くて仕方ないのに、自分の物を捨てるくらいなら幽霊と戦う宣言してしまう藤森に笑ってしまいました。
そういえば大昔に小学校の図書館に置いてあった「本当にあった怖い話」のシリーズがクラスで大流行したことがあります。当時から流行り物に疎かった私はこれを読めば皆と話ができる……!と喜び勇んで借りていたものの、本の内容が本当に怖くて読むたびに眠れなくなりました。それでも誰かと本の話ができるのが楽しくてやめられなかったんです……。今でもその時読んだ話が忘れられず、時々頭を過ぎっては背筋が凍る思いをしています。
ご覧いただきありがとうございました!
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