巨人族の花嫁８　/ＩＴＫＺ　【漫画感想】

ＩＴＫＺ

2025.04.02

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巨人族の花嫁8

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ITKZ 彗星社 2025年02月18日頃

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＜登場人物＞

（攻）カイウス・ラオ・ビステイル…巨人の国の第一王子。２５０ｃｍ。２５歳。

（受）水樹晃一（みずき　こういち）…元は高３、バスケ部キャプテン。１８０ｃｍ。

＜あらすじ＞

　晃一の協力で英気を養い、再び前に進みだしたカイウス。晃一が預かっている卵にも新しい反応が見られたものの、元気そうだった卵は急に動きを止めてしまいます。

＜感想＞

　敵側（？）の目的も一部ですがちょっとずつわかってきて、バロの任務もそろそろ大詰めでしょうか。はやく晃一たちのもとへ戻ってきてほしいですが、彼の現状はまだ謎のまま。獣人族間の対立も根が深そうで、ちょっと怖くなってきました。「欲望」の捉え方も人それぞれで、その溝をどうやって埋めていくのか、ますます今後が気になっています。

　前半はカイウスの方向性も定まって味方が増え、翼人族の卵も元気になってきて、いろいろと良い方へ進み始めたかに見えていたのですが……。卵を巡る裏切りには本当にびっくりでした。登場時はあまり深く考えていませんでしたが、今は卵の王子様がとても心配です。

　卵といえば、ダインさんとレイルさんが「親密」にしている間はロシェムが面倒を見ているのですね。異変を知らせてくれたのもロシェムだし、活躍が見られて私は大歓喜でした。

　描き下ろしでは、「４５話の後」の晃一とカイウスのいちゃいちゃが見られて一安心です。本編でも絡みは拝めましたが、花嫁問答が近づいているふたりはあまり気を緩めてはいられない雰囲気。なのでこういう、愛を確かめ合っている感じがなんだか懐かしく思えます。どうか場所だけでなく、時間も選ばずにふたりがのんびりイチャつける日々が訪れますように。