<登場人物>
(攻)カイウス・ラオ・ビステイル…巨人の国の第一王子。250cm。
(受)水樹晃一(みずき こういち)…高校3年。バスケ部キャプテン。180cm。
<あらすじ>
獣人の罠にはまり、カイウス不在の間にさらわれてしまった晃一。ひとりで中毒症状に苦しみながら、過去の思い出が頭を過ぎります。
<感想>
1巻がとてもいいところで続いていたので、2巻の発売を今か今かとお待ちしておりました。今回も異世界モノとしての世界観がますますつくりこまれ、さらに楽しくなってきています。作中でまどろんでいらっしゃる神様がほぼカバー折り返しの先生像で笑ってしまい、ここがすごくお気に入りの一コマになりました(実際この世界にとっての神様は先生なんですよね)。
カリナ中毒に侵されながらさらわれてしまった晃一は意識が混濁し、過去のつらい出来事を思い出します。カイウス(とバル)によってどうにか助けられたものの、晃一には元の世界に帰らなければならない理由があることが少しずつ見えてくる展開に。
意外にもいい奴だったバルを交え、ユステイルや巨人族についても積極的に知ろうとする晃一。カイウス自身や彼が背負っているものがわかり、気持ちを深めていくほどに互いを尊重しようとする流れは切ないものがありました。
おそらくカイウスは晃一を帰せない事情を抱えているのではないかと思われ、それでも最初のようにあちらの世界の理を押し付けず晃一を帰してあげようとするのはさすが王子様でした。晃一への愛情もより深くなっているのが感じられて、なんだかかわいそうになってきました……。
気持ちも体もより強く結びついたふたりが離れ離れになってしまうのか、もしかして鍵を握っているのはバルだったりするのでしょうか。欲望に忠実なバルの言動が一番わかりやすいと思うので、彼がどうにか晃一を引き止めてくれる、もしくはふたりがまた会える道への突破口を開いてくれるのを願っています。
描き下ろしは子供の頃の夢を見る晃一のお話で、カイウスの優しさと晃一がすっかり心を許しているのが感じられました。そしてカバー下は巨人族の花婿第2話でした!本編が切ない雰囲気だったので、笑いはこちらで補給させてもらいました。
<オススメ>
・巨人の褐色王子×小人扱いの高身長高校生。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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・シリーズ
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